NASCAR:降雨で決勝ディレイの第2戦で“旧車”フォードがトップ3独占。トヨタは4位
モンスターエナジーNASCARカップは2月25日、第2戦アトランタが行われ、ケビン・ハービック(フォード・フュージョン)が優勝した。
2月18日に行われた伝統の1戦、デイトナ500でシーズン開幕を迎えた2018年のNASCAR。第2戦の舞台はジョージア州ハンプトンのアトランタ・モータースピードウェイだ。
決勝日の現地25日はレース前に雨が降った影響で、決勝スタート時刻が2時間ディレイ。現地15時32分に325周のバトルが幕を開けた。
ハービックは85周目までのステージ1を制したが、2度目のピットストップ時にインパクトレンチに不具合があり、ナットが締まっているか確認するべく緊急ピットイン。94周目には16番手までポジションを落としてしまう。
その後、前を走るライバルたちを確実にオーバーテイクしてきたハービックは、レース終盤の289周目に最後のピットへ。この時点でトップを走るデニー・ハムリン(トヨタ・カムリ)とは1.819秒のギャップをつけられた。
ピットアウト後、ペースを上げたハービックは291周目にハムリンを交わしてトップに浮上。その6周後にはトレバー・ベイン(フォード・フュージョン)のエンジンブローによるイエローコーションがあったが、305周目のリスタートでもポジションを守ってリードを拡大していく。
最終的に、最後のリスタートから21周後のチェッカーまでにハービックは4秒近いギャップを築いて優勝を飾った。ハービックがアトランタ戦を制したのは、2001年に同サーキットで自身初のカップシリーズ優勝を飾って以来、17年ぶりのこととなる。
また、2位にはブラッド・ケゼロウスキー(フォード・フュージョン)、3位にはボウヤーが入り、2017年に新車を投入したトヨタ、今季から新車を投入しているシボレーを抑えて、フォード陣営がトップ3を占めた。
2001年、第1戦デイトナ500でのクラッシュで亡くなったデイル・アーンハートSr.の代役としてアトランタ戦に出場したハービックは「チーム全員を誇りに思う。また、ここは2001年には初勝利を手にした場所で、デイル・アーンハートSr.に敬意を表した場所でもある。ここでもう一度勝つことを待ち望んでいたよ」と語った。
「ここで戦うことを楽しんでいる。ようやく、ビクトリーレーンに戻ってくることができたよ。少し時間がかかってしまったけどね」
「ライバルが(新車を投入して)僕たちのフォード・フュージョンを倒そうとしていると知りながら、このマシンで戦うのは素晴らしい経験だよ」
「この5年間、スチュワート・ハースが(マシンに)取り組んできたことに満足しているし、(チャンピオン決定戦の)プレーオフ出場に向けて重要なことを成し遂げた」
「レース中、何度も“魔物”が僕たちを狙っていると感じたけど、キャリア初優勝の場面を再現できてうれしかったね」
トヨタ勢最上位はハムリンの4位、第1戦デイトナ500を制したシボレー勢最上位はカイル・ラーソン(シボレー・カマロZL1)の9位だった。
なお、レース後の車検ではハービックやケゼロウスキーのフュージョン、カイル・ブッシュのトヨタ・カムリに、ホイールナットの緩みが見つかったため、NASCARは2018年から一新したインパクトレンチに不具合がないか、調査を進めている。
2018年のモンスターエナジーNASCARカップ第3戦は3月4日、ネバダ州ラスベガスのラスベガス・モーター・スピードウェイで行われる。
「旧車」をもっと詳しく
「旧車」のニュース
-
名車を再生する“旧車界のカリスマ”に密着 生産台数337台の超希少車など憧れのビンテージカーが登場5月2日19時18分
-
<濱の狂犬>あの黒石高大の愛車が復活!旧車會専門誌『愛旧ジャパンスタイルブック(VOL.02)』発売【ブレイキングダウン】4月30日9時30分
-
一目ぼれで買っちゃダメ? 4代目「クラウン」を見ながら旧車の心得を学ぶ【学生ライターが見た旧車イベント】3月20日11時30分
-
カッコいい昔のポルシェ911を発見! もしも私が買うとしたら…【学生ライターが見た旧車イベント】3月18日11時30分
-
スープラの先祖「セリカXX」に試乗! 39年前のクーペは今でも快適?3月13日8時0分
-
ヤンキー界のレジェンドたちが降臨 令和発の旧車會系専門誌「愛旧ジャパンスタイルブック」が3月3日(日)より絶賛発売中!3月6日10時30分
-
まるで昭和にタイムスリップ。旧車好き必見『ノスタルジック2デイズ』が2月1718日開催2月16日17時5分
-
スポーツカーのアミューズメントパーク「クルウチ博物館」オープン 2024.2.42月2日16時46分
-
トムス、旧車レストア事業への新規参入を発表。東京オートサロン2024に80スープラを展示1月12日13時15分
-
令和の旧車スタイルを完全網羅! 伝説のレディース・暴走族雑誌『ティーンズロード』特別編集による『仏恥義理 旧車會天国』が発売!12月4日11時46分
スポーツニュースランキング
-
1ドジャース指揮官 大谷翔平は左ハムストリング打撲で全力疾走回避「少し痛めている。張りではなく打撲」 スポーツニッポン
-
2球宴3度出場の元MLB戦士が大谷翔平に“疑念” 水原容疑者の違法賭博騒動にまさかの意見「突然、物語が変わった」 ココカラネクスト
-
3大谷翔平が“史上5人目の快挙”へ! 第1打席に左前打で4試合連続安打 打率「.350」維持なら歴史的記録を達成 ココカラネクスト
-
4批判殺到!どこ投げてんだよ…! 大谷翔平、まさかの盗塁で“異変”が起きた…!? 相手捕手のリアクションがヤバすぎる 「古田さんも思わず苦笑」「さすがに無謀w」 ABEMA TIMES
-
5DeNA バウアー獲得「断念」 メキシカンLと今季終了まで契約延長 萩原本部長「現実的には難しい」 スポーツニッポン