タイガー使用で話題の新ボール『TOUR Bシリーズ』 西郷真央、原英莉花らに感想を聞いてみた
「『XS』のような喰い付く感覚があると、ラインを出せます」と西郷真央(撮影:米山聡明)
きょう開幕した「ダイキンオーキッドレディス」の練習日に女子プロたちが投入した新ギアを取材。タイガー・ウッズ(米国)の使用で話題となっている『TOUR B』ボールを使用する西郷真央、原英莉花、佐藤心結に感想を聞いてみた。
2月に発売された新ボール『TOUR B X』、『TOUR B XS』は、フルショットでの「風に強い弾道」とアプローチでの「ディープ感」を進化させている。「ディープ感」とはフェースの乗り感に加え、やわらかな打音を組み合わせたタイガーが求めた性能だ。
今季から米国女子ツアーを主戦場とする西郷真央は、スピン性能に秀でた『TOUR B XS』を採用。「アメリカはグリーンが硬いケースが多く、なるべくスピンコントロールをしたい。だから、『XS』を選びました。新作はさらにフェースに球が乗ってスピンが入る感覚があります」。
さらに、フルショットでもソフトな恩恵を感じている。「打感が硬くて球離れが速いボールだと右プッシュしちゃう。だから『XS』のようなやわらかい感触のボールが好き。喰い付く感覚があると、ラインを出せます」という。ちなみに、飛距離性能については前作は同じ程度だそうだ。
一方、タイガーと同じ『TOUR B X』を使うのは原英莉花。クラブ契約はフリーだが、ボールはブリヂストンと契約を結んでいる。「打感がやわらすぎると、スピン量が増えて球が高くなるイメージがありましたが、新しいボールは低スピンの強い球が打てるので気に入っています」と飛ばし屋らしいコメント。新ボールに絶対の信頼を寄せている。
今季初優勝を狙う佐藤心結もまた、飛距離性能に優れた『X』を使用。「新しいボールはいいですね。私は引き続き『X』を使っていて、風に負けない強い球が打てる感覚があります。これなら飛距離も稼げますね」。新ボールに手ごたえを感じている様子だった。
タイガーが話題になったことで、2月9日に発売した新ボールは店頭でも人気を集めている。彼女たちが即活躍すれば、一般ゴルファーの使用者はさらに増えそうだ。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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