鈴鹿サーキット60周年ファン感謝デー初日。スーパーGTプレシーズンマッチはスタートからスリーワイドバトルに
3月5日、三重県の鈴鹿サーキットで、『鈴鹿サーキット60周年ファン感謝デー』が開幕した。3月5〜6日の2日間にわたって開催されるこのイベントは、1962年の開業以来、モータースポーツではカテゴリーを問わず、幾度となく名レースやバトルが繰り広げられてきた鈴鹿サーキットの開場60周年を記念するキックオフイベントだ。
トヨタ自動車、本田技研工業、ホンダモビリティランドの3社の共同開催で2輪4輪問わずさまざまなプログラムが開催された。ここでは『鈴鹿サーキット60周年ファン感謝デー』開催初日に行われたイベントの一部をお届けする。
■『永遠のライバル対決』が復活
オープニングトークを経て行われた『永遠のライバル対決〜60周年復活スペシャル〜』では、ファン感謝デーの人気企画、星野一義vs中嶋悟の『ライバル対決』と、本山哲vs脇阪寿一vs道上龍の『新ライバル対決』が初共演。前回の勝者、中嶋悟と本山哲からチャンピオンベルトが返還されたのち、5日の対決はホンダN-ONE、東コース全4周で実施された。星野と中嶋のスタートから1分後に本山、脇阪、道上がスタートするグループ形式での対決となった。
星野と中嶋の対決はスタートから好スタートを見せた星野がリード。しかし、前戦ウイナーの中嶋が2周目の1コーナーで星野をオーバーテイク。しかし、その翌周の1コーナーで星野が中嶋のインを差し、ふたたび首位の座に返り咲くと、そのままチェッカー。6日16時10分からトヨタGR86で行われるライバル対決第2戦のポールポジションを獲得した。
一方、本山、脇阪、道上の『新ライバル対決』では、序盤は脇阪がリードするも、ファイナルラップの逆バンクで本山が脇阪をかわし、首位に浮上。本山、脇阪、道上の順でチェッカーを受けた。6日の対決では、果たしてどのような結末を迎えるのだろうか。見逃せない一戦となるに違いない。
■2022年シーズンの前哨戦『スーパーGT プレシーズンマッチ』
そして、スーパーGTファン注目の『スーパーGT プレシーズンマッチ』では、ホンダNSX-GT、トヨタGRスープラGT500、ニッサンZ GT500の合わせて14台が国際レーシングコースを5周するデモレースが行われた。
36号車au TOM’S GR Supraの坪井翔を先頭にローリングスタートを迎えると、3番手スタートの12号車カルソニック IMPUL Zの平峰一貴が、36号車、そして2番手スタートの8号車ARTA NSX-GTの野尻智紀に割って入るかたちとなり、3ワイドで1コーナーへ。さらに、5番手スタートの17号車Astemo NSX-GTの松下信治が2コーナーで36号車、12号車を攻略し、2番手におどり出た。
2台はそのまま後続を突き放すと、そして昨年のチームメイト同士で見応えのあるバトルを展開。そんななか、5周目の1コーナーで松下が大外刈りを決めて平峰を攻略。松下が首位におどり出るも、平峰とのテール・トゥ・ノーズの戦いは続いた。ファイナルラップでは、接戦を繰り広げる2台に16号車Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTの大湯都史樹が急接近。5周目のターン10で平峰を攻略した大湯が2番手に浮上した。
さらに、4番手のModulo NSX-GT伊沢拓也がトップ集団に追いつくと、4台は団子状態となりそのままチェッカー。5日のデモレースは、17号車Astemo NSX-GTの松下が制し、鈴鹿サーキット・レーシング・スクール出身ドライバーがトップ4を占めるかたちとなった。
『スーパーGT プレシーズンマッチ』は、開催2日目となる6日15時30分からふたたび開催される。デモレースといえど、2022年シーズンを戦うマシンの轟音、そしてドライバーの駆け引きやドライビングは“本物”だ。
このほか、明日3月6日も鈴鹿を走ったF1の名車が走る『世界の鈴鹿へ F1日本グランプリ』や、鈴鹿8耐のデモレースとなる『始動! 鈴鹿8耐』、そしてスーパーフォーミュラのドライバーが1台ずつ、渾身の1ラップアタックで刻んだタイムを競うタイムアタックイベント『スーパーフォーミュラ・ドライバーズ 1ラップアタック』などのプログラムが実施される。
当日指定席観戦券については、鈴鹿サーキットのオフィシャルサイトを確認してほしい。
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