ハミルトン9位「高速コーナーで時間を失っている」戦略も奏功せず:メルセデス/F1第2戦決勝
2024年F1サウジアラビアGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは9位、ジョージ・ラッセルは6位だった。序盤のセーフティカー出動時、ほとんどのドライバーと同様にラッセルはピットストップを済ませたが、チームはハミルトンには異なる戦略を採り、ステイアウトさせた。
ハミルトンはいったん3番手に上がったものの、その後はセーフティカーが出動するようなアクシデントは発生せず、ミディアムタイヤで長いスティントを走るなかで5番手に落ちた。オスカー・ピアストリ(マクラーレン)を押さえ続けた後、ハミルトンは36周目にソフトタイヤに交換。さらに9番手にまでポジションを落とし、その位置でフィニッシュした。
トト・ウォルフ代表は、マシンのパフォーマンスについて「高速コーナーで苦戦している。それ以外では競争力が高いが、ここの3つのコーナーで約0.5秒失っていた。そのためにドライバーたちはアタックするのがとてつもなく難しかった」と述べている。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=9位(50周/50周)
8番グリッド/タイヤ:ミディアム→ソフト
セーフティカーやVSCが出て、その恩恵を受けられることを期待して、長くステイアウトしようとした。残念ながらそういう状況にはならず、スタート位置よりも少し後ろのポジションでレースを終えることになった。でも、何か違うことを試す価値はあったと思う。
全力を尽くしたし、レースの展開を考えると、これが今日可能な最大の結果だったと思う。
このマシンにはポテンシャルがあるけれど、もっと大幅にパフォーマンスを高める必要がある。今日のマシンは、中低速コーナーではとても良かったが、高速コーナーでタイムを失っていた。
今後の数戦は難しいものになるだろう。でもできる限り改善するために力を注いでいく。ファクトリーの皆が懸命に力を尽くして働いてくれることは分かっているんだ。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=6位(50周/50周)
7番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
長い夜だった。40周近く、フェルナンド・アロンソの後ろ1.5秒以内の位置を走り続けたが、どうしても抜くことができなかった。僕のマシンはストレートで滑りやすくて、高速では彼に本格的なプレッシャーを与えられるほど近づくことができなかった。最終的に6位というのは妥当な結果だったと思う。まだこのマシンのスイートスポットを見つけられていないんだ。
全体としては、もっとパフォーマンスを向上させる必要がある。このマシンにポテンシャルとペースがあることは見てきたが、肝心な場面でそれを発揮していない。その理由を理解し、メルボルンまでに改善する必要がある。
これまで見てきた序列では、レッドブルの後ろはかなりの接戦だ。その上位に立たなければならない。やるべきことは多いけれど、僕はチームを信じている。
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