レッドブルF1、ルノーが課すパワーユニット決定期限を拒否。「夏までホンダの進歩を見守る」
レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、2019年のパワーユニットに関する決断を、ルノーが課した期限である5月までに行うつもりはなく、夏の終わりまで検討したいと語った。
レッドブルとルノーの現在の契約は2018年末で終了するため、レッドブルは2019年に向けて契約を延長するのか、パートナーシップを終えるのか、判断を下す必要がある。レッドブルは数年にわたってルノーのパワーユニットに不満を持っており、今年から姉妹チームのトロロッソのパートナーになったホンダにスイッチする可能性もあるとみられる。プレシーズンテストでホンダは高い信頼性を示し、トロロッソ首脳陣やドライバーたちから称賛された。
ホーナーもルノー・スポール・レーシングのマネージングディレクターであるシリル・アビテブールも、契約延長の可能性はあると発言している。しかしアビテブールは、5月末までにはレッドブルの決断を知りたいとも述べている。F1スポーティングレギュレーションでは、エンジンマニュファクチャラーは次のシーズンにどのチームと提携するかを、FIAに対し5月15日までに通知しなければならないと定められている。状況によってはこの期限を過ぎることも認められるが、アビテブールはこの規定をひとつの目安にしている。
しかしホーナーは、5月は規則で厳格に定められた期限ではなく、レッドブルとしてはシーズン前半を終えた後に結論を出す予定であると明かした。
「我々の理解では、5月にFIAに対して指標を示さなければならないだけで、最終的な結論である必要はない」とホーナーはEl Confidencialに対して語った。
「夏の終わりに決断を下す予定だ。決定するタイミングとしてそれが現実的だ」
ホーナーはプレシーズンテストでホンダが発揮した高い信頼性を高く評価、レッドブルのパワーユニットパートナーを決めるにあたり、ホンダの実戦でのパフォーマンスに注目していくと語った。
「ホンダはトロロッソとともに素晴らしいスタートを切った」とホーナー。
「シーズン前半、目を離さずに彼らの進歩に注目していく。我々はそれができる立場にある。大きな関心を持って、状況を見守っていくつもりだ」
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