フェルスタッペン離脱の可能性に備えて、レッドブルF1がアロンソに接触したと海外メディアが報道
ウェブサイト『F1 Insider』によると、レッドブルF1はフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)にアプローチし、2025年の移籍の可能性について話し合ったという。
先週末のF1第3戦オーストラリアGPを前に、アロンソは2025年もF1に留まるか、モータースポーツの最高峰における20年のキャリアに終止符を打つか、今後数週間で決断するつもりだと繰り返し語っていた。
アロンソがグリッドに留まることを選んだ場合、彼は受けたオファーに応じて選択肢を検討することになるだろう。ルイス・ハミルトンの空席を埋める必要があるメルセデスも、セルジオ・ペレスと2024年末までの契約を結んでいるレッドブルも、42歳のアロンソのことを長期的なチャンスとして捉えているとは考えにくい。
『Sky Germany』のコンサルタントを務めるラルフ・シューマッハーによると、レッドブルがアロンソ獲得に関心を寄せているのは、マックス・フェルスタッペンがチームを去った場合の緊急対応策の一部にするためだという。これは、レッドブル内においてホーナーとフェルスタッペン家の間で権力闘争が繰り広げられている状況のなか、最近推測されている動きだ。
「ホーナーは昔からフェルナンド・アロンソの大ファンだ」とシューマッハーはコメントした。
「どうやら、マックス・フェルスタッペンがチームを去った場合に、別の強力なドライバーを起用するにあたって、来年フェルナンド・アロンソをコクピットに連れてこようという大きな意図が背景にあるようだ」
「もしフェルナンド・アロンソがキャリアの最後にレッドブルに移籍し、勝てるマシンでレースに参戦できるチャンスがあるとしたら、彼は当然それを望むだろう」
「そしてもちろん、最初から勝たなければならないのなら、今日では経験豊富な人材が必要だと言わなければならない。特にレッドブルでは、そのことは非常に重要であり、フェルナンド・アロンソは(フェルスタッペンの)素晴らしい代替候補になると思う」
フェルスタッペンが去り、レッドブルがペレスの契約を更新しない場合、状況によってはF1で最も支配的なチームにひとつではなくふたつの空席が生じるという、極端なケースにつながる可能性がある。オーストラリアでホーナーは、フェルスタッペンが残留するか去るかに関係なく、オーストラリアGPの勝者であるカルロス・サインツ(フェラーリ)をチームの候補として除外することを拒んだ。しかし、現時点ではすべてが推測にすぎない。最もあり得る可能性は、フェルスタッペンとアロンソの両名が現在のチームであるレッドブルとアストンマーティンに留まることだろう。それまでの間は、うわさ話が引き続き飛び交うことになる。
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