2009年のF1王者バトンがバーチャルGPで古巣マクラーレンに復帰「爆笑モノになりそう...。皆さんお手柔らかに!」
今週末行われるF1 Eスポーツ・バーチャル・グランプリ第2戦に、2009年のF1チャンピオンであるジェンソン・バトンが参加することが明らかになった。バトンはマクラーレンに復帰し、オーストラリアGPの舞台アルバートパーク・サーキットを走行する。
新型コロナウイルス感染拡大の影響でシーズン開幕が延期されるなか、F1はファンを楽しませるために、現役F1ドライバーも参加する公式バーチャルGPシリーズを開始。本来グランプリが予定されていた週末に、公式ゲーム『F1 2019』を使ったレースを開催、その模様をライブ配信している。
4月5日にはベトナムGPが開催されるはずだったが、2020年初開催のグランプリで『F1 2019』には存在しないため、代わりに中止されたオーストラリアGPのコースでレースが行われる。
現役F1ドライバーとしては、フェラーリのシャルル・ルクレール、レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボン、ウイリアムズのジョージ・ラッセルとニコラス・ラティフィ、マクラーレンのランド・ノリス、アルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィの参戦が決まっている。
そして今回、バトンがノリスのチームメイトとして古巣マクラーレンから出場することが明らかになった。バトンは2010年から2017年までマクラーレンに所属していた。
バトンは4月30日、フェルスタッペンやノリスが活躍するTeam Redline主催のeレースシリーズ『Real Racers Never Quit』に出場し、バーチャルレースデビューを飾ったが、このレースではわずか2周しか走行せずに終わった。
ノリスはこの時のバトンについて、ほとんど経験がないにもかかわらず、ゲームに慣れた自分たちと比べても「とてもうまかった」と語っている。
「彼は先日iRacingのレースに出た時、ものすごく速かった」とノリスが述べたとSky Sportsが伝えた。
「練習時間はほとんどなかったはずなのに、とてもうまかったよ。日曜のレースでは彼がキープレイヤーになるかもしれないと思っている」
「ゲームはそれぞれ違うから、慣れるのは簡単ではない。クルマを走らせるという面では同じでも、プログラム、マシン、サーキットによって、必要な秘訣とこつが全く違うんだ」
バトンは「次のバーチャル・グランプリに出る羽目になった」とSNSを通してコメントした。バトンはSky SportsでF1解説者を務めており、そのSky Sportsは今回のF1公式バーチャル・グランプリの生放送を行うことが決まっている。
「爆笑モノになりそうだ。初心者だから、皆さん、お手柔らかに」とバトンは、現役F1ドライバーたちに呼びかけた。
このバーチャルレースはF1.com、F1 YouTubeチャンネル、Facebook、Twitchを通して、UTC 4月5日日曜19時(日本時間6日月曜4時)から約1時間30分にわたり行われる予定となっている。
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