レッドブル&HRC密着:着々とライバルを攻略し2位の座を取り戻したペレス。代表は「最高のシーズンスタート」と評価
F1第4戦日本GPの土曜日の予選で「完璧ではなかった」というアタックで、ポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、日曜日のレースで完璧な仕事をした。
この日の鈴鹿は3日間で最も暑いコンディションとなった。そのため、タイヤのデグラデーション(劣化)が土曜日まで以上に大きくなっていた。それはポールポジションからスタートしたフェルスタッペンも例外ではなかった。
8周目、マシンの状態を尋ねられたフェルスタッペンは無線でこう返した。
「アンダーステアだったけど、少しずつオーバーステアになってきた」
するとレースエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼが冷静にこう語った。
「我々が想像していた通りだから、大丈夫だ」
その後、チームはピットストップごとにフロントウイングのフラップの角度を調整し、マシンのバランス変化に対応。タイヤのデグラデーションに苦しみ出したライバル勢とのギャップを徐々に広げていった。
この日、素晴らしい走りを鈴鹿で披露していたのはフェルスタッペンだけではない。チームメイトのセルジオ・ペレスもフェルスタッペンに負けないレースを展開していた。
鈴鹿で自身最高位となる2番手からスタートしたペレスだったが、レース序盤はタイヤのデグラデーションに苦しみ、事実上、最初のピットストップでランド・ノリス(マクラーレン)にアンダーカットを許していた。しかし、ここからがこの日のペレスの真骨頂だった。
第2スティントではアンダーカットされたノリスだけでなく、異なるタイヤ戦略でステイアウトしていたシャルル・ルクレール(フェラーリ)もペレスの前に立ちはだかった。それでも、ペレスは慌てることなく、1台1台、ライバルたちを攻略していった。
「苦しい状況のなかでも、ベストなパフォーマンスを出せるようレース中に対応できるようになったことが、今回のレースで最大の収穫だった」と振り返るペレス。その成長をクリスチャン・ホーナー代表も認める。
「チェコは今シーズン末で契約が切れることを知っているが、いまは目の前の仕事にとても集中していて、それがチームとの一体感を作っている。過去4年間と比べても最高の形でシーズンをスタートさせていると思う。この調子をキープしてほしい」
予選でフロントロウを独占し、決勝レースで1-2フィニッシュ。さらにファステストラップとファステストピットストップも記録。2024年の日本GPは、レッドブル・ホンダRBPTが完全制覇したグランプリとなった。
投稿 レッドブル&HRC密着:着々とライバルを攻略し2位の座を取り戻したペレス。代表は「最高のシーズンスタート」と評価 は autosport web に最初に表示されました。
「レッドブル」をもっと詳しく
「レッドブル」のニュース
-
【F1チーム代表の現場事情:マクラーレン】重要イベントで勝利。コース内外でレッドブルにプレッシャーをかけるブラウン5月13日8時49分
-
リカルドをエミリア・ロマーニャGP前に放出との噂をマルコが一蹴「ナンセンス。ローソンのマネージャーの夢」5月13日7時11分
-
ニューウェイ離脱に「彼の役割は変わった」とレッドブル代表。チームは数年前から準備をしてきたと主張5月9日18時58分
-
【史上最長記録291m】レッドブル・アスリート小林陵侑、命懸けの世界最跳スキージャンプ 無謀なチャレンジの全貌公開!<映像あり>5月9日15時16分
-
フェルスタッペンへの関心を公言したメルセデスF1代表に、ミンツラフは不快感「他チームの人物に何度も言及するのは不適切」5月9日7時0分
-
レッドブルF1代表、フェルスタッペンの契約にニューウェイに関する条項はないと名言5月8日18時0分
-
ローソン、対象の「ドリンク剤」70円引きレシートクーポンもらえる - 5月13日まで5月8日15時59分
-
ニューウェイ、レッドブルF1離脱後の移籍計画は今のところないと主張「少し休んで人生を振り返るタイミングだと感じた」5月8日7時0分
-
2024年F1第6戦マイアミGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)5月7日17時21分
-
5月14日(火)よりトロピカルフルーツ味のレッドブル、コンビニエンスストアに拡大!5月7日14時46分
スポーツニュースランキング
-
1大荒れ必至!大谷翔平の打席で球審が“誤審”だらけ 一触即発の雰囲気にファンも興奮気味「ストレス溜まる」「そりゃないよ」 ABEMA TIMES
-
2久保建英 パリ五輪消滅へ ソシエダ側は派遣前向きも 過密日程考慮し協会が招集見送り スポーツニッポン
-
3木村庄之助、琴桜の勝ち名乗りを「琴ノ若〜」と言い間違え 今場所から改名も 前日は取組中に転倒の受難 スポーツ報知
-
4なんだ、この打ち方…!? 大谷翔平、“変態打ち”がヤバすぎると話題に 160キロ超え豪速球を流し打ち… ファン騒然「イチローかよ」「これは安打製造機」 ABEMA TIMES
-
5スケボー男子ストリート、東京「金」の堀米雄斗が予選落ち…パリ五輪予選シリーズ開幕 読売新聞