周冠宇「スタートと序盤は順調だったが、技術トラブルの可能性があってリタイア」:キック・ザウバー F1第4戦決勝
2024年F1第4戦日本GPの決勝レースが行われ、キック・ザウバーのバルテリ・ボッタスは14位、周冠宇はリタイアでレースを終えた。
■バルテリ・ボッタス(ステークF1チーム・キック・ザウバー)
決勝=14位(52周/53周)
13番グリッド/タイヤ:ソフト→ハード→ハード
全体としてペースはかなり良かったと思う。それがこのレースの成果として持ち帰れる、ポジティブな点であることは間違いない。これだけのペースがあればレースをもっと上位でフィニッシュできたはずで、それは僕らのパフォーマンス面での進歩を証明するものだ。最近のアップグレードと、パッケージの理解に磨きをかけるための作業の賜物だろう。
残念ながらポイント獲得の可能性は、2度目のピットストップでトラフィックに足止めされたことで損なわれた。何台かが連なって通過するのを待たねばならず、なかなかボックスから出られなかったんだ。コースに戻ってからは、終盤の大半を通じてケビン(・マグヌッセン)の背後から抜け出せなかった。もっと良い成績を残すのは難しくなかったと思うし、そうなれば今季初ポイントを獲得できたはずだから、本当に悔しいよ。
とはいえ、今日のレースペースは期待が持てるもので、コース上とコース外の両方で進歩が見られた。上海ではもっといいパフォーマンスを望めると思う。レース運びの全般的な一貫性を高めること、そしてこのきわめてタイトなグループの中でポイントを争うことが、僕らの優先課題であることに変わりはない。何年かぶりに中国を訪れることができるのでワクワクしているよ。言うまでもなく、チームとジョウ(周冠宇)にとって重要なイベントだ。周囲のドライバーたちとまたポジションを争い、見応えのあるレースを披露しながら、ポイントを獲れればいいと思っている。
■周冠宇(ステークF1チーム・キック・ザウバー)
決勝=DNF(12周/53周)
20番グリッド/タイヤ:ミディアム→ソフト→ハード
僕にとっては難しい週末だった。残念なことに、週末を通じていくつかの小さな問題に直面して、FP3では走る時間が削られ、それが予選にも影響したし、最終的にはレースでもリタイアを喫した。いくつかポジションを上げられるくらいのペースはあったんだけどね。スタートとレース序盤は順調だった。ただその後、いくつかの技術的トラブルが生じている可能性が浮上して、リタイアするとの指示を受けた。
今年の序盤戦は、僕が望んでいたのとはまるで違う状況になっているが、いずれ改善されることは分かっていて、そのためのハードワークを続けている。全般的なペースは良いと思えるし、もう僕自身は初めてのホームレースに向けての準備に焦点を合わせている。もっと上位を走るために、サーキットに来ているメンバーだけでなくファクトリーの人たちも含めてチーム全体で、僕らが経験した問題を調査と解決に取り組んでくれている。母国の中国では、土曜のスプリントと日曜のレースの両方でポイントを争えると思っている。
投稿 周冠宇「スタートと序盤は順調だったが、技術トラブルの可能性があってリタイア」:キック・ザウバー F1第4戦決勝 は autosport web に最初に表示されました。
「ザウバー」をもっと詳しく
「ザウバー」のニュース
-
ボッタスのレースエンジニア交代は、アウディのF1参戦に向けた取り組みの一環。本人とも計画を話し合ったと代表が明かす5月13日18時0分
-
キック・ザウバー離脱の可能性高まるボッタスに、ウイリアムズとハースが関心5月10日18時21分
-
アウディF1、サインツに次ぐ候補はオコンか。現ドライバーのボッタスと周冠宇は厳しい状況5月9日17時55分
-
周冠宇「最高速でウイリアムズに敵わず、追い抜ける距離まで差を詰められなかった」:キック・ザウバー F1第6戦決勝5月7日12時30分
-
【F1チーム代表の現場事情:キック・ザウバー】サインツの噂をかわすアルンニ・ブラービ。ドライバー確定よりまず入賞5月3日12時7分
-
限られた選択肢のなか、2025年に向けF1チームとの交渉を行うボッタス。他カテゴリーへの転向は考えず4月30日18時0分
-
F1=ヒュルケンベルグが来季ザウバーで参戦、26年からアウディ4月27日10時58分
-
周冠宇、中国マクドナルドのビーフバーガー・アンバサダーに就任4月26日21時33分
-
ニコ・ヒュルケンベルグ、今シーズン限りでハースF1を離脱。2025年にザウバーへ移籍4月26日17時51分
-
周冠宇「パルクフェルメでは感極まってしまった。いい仕事ができたと満足している」:キック・ザウバー F1第5戦決勝4月23日7時20分