ウイリアムズF1のラッセル、開幕戦でマシンの向上を確認「今年は何度か入賞したい」
ウイリアムズF1チームは、2019年にはわずか1ポイントしか獲得できず、2020年にはノーポイントに終わった。伝統あるF1チームであるウイリアムズは、果たして今シーズンはポイントを獲得できるだろうか? 新オーナーのドリルトン・キャピタルが多額の投資を行っていることで、パフォーマンス向上が期待されている。
「期待については、今のところ現実的に考える必要があると思う」とニコラス・ラティフィは語った。開幕戦バーレーンGPでラティフィは、パワーユニット(PU/エンジン)の問題を抱えてリタイアした。
「もちろんふたりともポイントを賭けて戦いたいと思っている。でもこのマシンは昨年のマシンの進化型で、多くの類似点がある。今のマシンを改善するために、多くの努力を注いでいるよ。とはいえ、(大幅な規則変更が行われる)来年に向けて集中しなければならない状況で、それと同じぐらい今年型の作業を行うことはできない。それでも挑戦していくけどね」
「厳しい戦いになるだろう。でも、昨年そうだったように、他のチームより競争力を発揮できる週末もあると思う。そうしたチャンスが巡ってきたときに、それを最大限に生かす必要がある」
ジョージ・ラッセルはバーレーンGPを、入賞圏から遠く離れた14位でフィニッシュした。
「あれで最大限だった。僕たちのペースは比較的良かったと思う」とラッセルは語った。「このマシンには、僕がこれまでにドライブした前の2台よりもポテンシャルがある。今シーズンのなかで、何度かはポイントを獲得できるようになると思いたい」
「23戦あるのだから、さまざまなことが起きる可能性がある。イモラで僕たちがどの位置にいるのかを確認するのが楽しみだよ」
シニアレースエンジニアのデイブ・ロブソンは次のようにコメントしている。
「今シーズンの開幕戦をしっかりと乗り切った。FW43Bの相対的な強みと弱点について、より明確に理解して、拠点に戻ることができる。2週間の間に見直しを行い、マシンを改善し、態勢を立て直して、次戦イモラに臨む」
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