3回のクラッシュでかかったコストは3億円以上か。ウイリアムズF1のアップグレード計画にも1カ月遅れが生じる
ウイリアムズF1は、チームがF1第3戦オーストラリアGPと第4戦日本GPで経験した3件の事故のコストは200万ドル(約3億660万円)を超えると見積もっている。
F1チームは、1年間に使う予算を決められた制限内にとどめる必要がある。しかしチームの情報筋によると、このふたつのグランプリで起きたようなアクシデントには常に予算が配分されるが、シーズンの非常に早い時期に発生したということは、マシン開発に影響があるという。
今後、第5戦中国GPに間に合うように新しい部品を製造するため多額の資金を費やす必要があるので、計画されているアップグレードは、数週間余計に待たなければならないだろう。そして、最終的にはスペアシャシーをできるだけ早く準備する必要があるため、リソースが第6戦マイアミGPへの準備に振り向けられることになる。つまり、すでに設計されているアップグレード部品の通常の製造が再開されるのは5月の第1週以降になり、チームは当初の開発プログラムから1カ月遅れることになる。
アレクサンダー・アルボンは、次のように認めた。
「鈴鹿でダニエル(・リカルド/RB)に押しのけられて、僕がウォールに突進するなかで考えていたのは、目前に迫ったクラッシュが僕たちの状況にさらにどの程度影響するかということだけだった。タイヤウォールへの衝撃はそれほど深刻ではなかったが、見て分かるようにダメージはかなり大きかった」
「程度はわかっているし、隠すものでもない。開発してからアップグレードに集中するよりも、修復に多くの時間と労力がかかる」
「シーズン後半に負担がかかることになるだろう」
これらの事故に伴うもうひとつの費用がある。ウイリアムズは必要な修理を現地で行うことができなかったため、オーストラリアGP後と日本GP後に、高額の費用をかけて1台のシャシーをファクトリーに送り返す必要があったのだ。
メルボルンでは、週末始めのフリー走行1回目にアルボンがクラッシュし、重要な時間が失われた。実際にウイリアムズは、月曜日の午前2時頃にグローブのファクトリーで損傷を受けたシャシーを受け取り、ファクトリーのクルーは丸一週間かけて損傷を分析し、ほとんど記録的な速さで修理計画を立案して実行した。
アルボンの2回目のクラッシュは日本GPのレース開始直後に起こったが、チームが損傷したマシンを受け取ったのがその数時間後だったという事実は、損傷したマシンが日本から戻る予定よりも遅れてグローブに到着したということを意味し、チームが修理作業を完了して上海にシャシーを送り戻すまでの時間が短くなってしまった。
そのためアルボンは、「僕たちは後れを取ってきた」と率直に認めたうえで、自身のメカニックたちに大きな信頼を示した。
「誰もが全力を尽くし、マシンを予定通りに組み立てて修理する際に、本物の奇跡を起こすというのがウイリアムズのいつものやり方だ。残念ながら、もうしばらくはそれに頼らざるを得ないだろう」
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