中須賀克行、完璧なレース運びで開幕3連勝/2024全日本ロード第2戦もてぎ JSB1000 レース2
4月14日、2024年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第2戦 スーパーバイクレース in もてぎのJSB1000クラス決勝レース2が行われ、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が優勝を飾った。2位は岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)、3位は水野涼(DUCATI Team KAGAYAMA)となっている。
好天に恵まれて気温も上昇した日曜日。設定された周回数は昨日のレース1の15周に対してレース2は20周。スタート直後から激しいバトルが展開される。中須賀、岡本、水野、長島哲太(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)、野左根航汰(Astemo HondaDream SI Racing)が横一線に並ぶ。
オープニングラップを制したのは野左根。後ろに岡本、中須賀と続く。ポールシッターの水野がトップ3台を追う。
3周目。新庄雅浩(Team TATARA aprilia)のトラブルでの転倒に秋吉耕佑(MurayamaUnso.Team AKIYOSHI)が巻き込まれる。そんななかマシンから火が出て赤旗が出される。
周回数20周でのクイックリスタートがアナウンスされ、レースは最初から仕切り直しとなる。同時に、赤旗までトップを走行していた野左根はマシントラブルを抱え、ピットで中断中に修復作業を行う。
ヒート2は中須賀がホールショットを奪ってレースをリード。岡本、野左根、長島、水野と続く。中須賀はオープニングラップからハイペースで周回。岡本を引き連れてヤマハファクトリーチームがワン・ツー体勢を構築する。出遅れた水野は3周目に3番手に浮上。トップ2台を追いかけ始めるが、すでにヤマハの2台は3秒もの大差を築いている。
岡本が中須賀の背後につけたまま周回が重なる。水野は単独3番手で淡々と周回。レース中盤は膠着状態に突入。岡本は何とか中須賀の隙をねらうが、チャンスは訪れない。
レース終盤。中須賀は岡本をじりじりと引き離し、トップ独走状態に移行する。そのままもてぎダブルウイン。開幕3連勝を飾った。
■中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)JSB1000 決勝レース2:優勝
「レース1はスタート直後にペースが乱れてしまい、今日の赤旗前も勝負を仕掛けてくるライダーがいてリズムが崩れかけました。集中力を維持するのも大変だったのですが、レース再開後は前に出て自分のペースで走ろうという作戦を取りました。路面温度が上がってどんなペースを刻めるかは分からなかったけれど、岡本選手との一騎打ちになりました。1000分の1の差が続く心理戦でした。そんな中でしっかり20周走ることができてよかったです」
「今年は周りのレベルが上がり、自分もプレッシャーを感じていました。もてぎではさらにワンランク以上レベルが上がっていたので、今回の優勝は正直にうれしいです」
■岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)JSB1000 決勝レース2:2位
「自分の中では、昨日のレース1と同じようなレースになってしまったと思っています。昨日はついていくのが精いっぱいでしたが、今日は勝負できるポイントを作ることができませんでした。最終的に残り5周で少しずつ差が開いてしまった。自分の実力不足です」
「でも今回のレースで得られたことは大きかったです。中須賀選手のレース強さは自分も身につけなくてはいけないものなので、少しでも早く吸収して身につけたいです」
■水野涼(DUCATI Team KAGAYAMA)JSB1000 決勝レース2:3位
「昨日のレース展開とは大きく違ってしまい、ただただ悔しいです。今回の状況を改善して次のSUGOにつなげていきたいです。今日のレースが今年の流れという訳ではないし、開幕戦の鈴鹿や昨日のレース1での実績はあります。しっかり今日の反省点を分析して、SUGOでも優勝争いに加わりたいです」
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