初の母国レースに向け“喜びと責任感でいっぱい”の周冠宇「将来の世代がF1に興味を持つよう道を開く機会」
今週末に上海で開催されるF1第5戦中国GPは、キック・ザウバーの周冠宇と彼の母国にとって歴史的な瞬間となるだろう。地元のヒーローである周は、母国でF1マシンを走らせる初の中国人ドライバーとなる。その功績は、彼を計り知れない「喜びと誇り」で満たしている。
キック・ザウバーは2024年シーズンの開幕以来、期待外れの結果が続いているものの、周は引き続き力強いパフォーマンスを発揮することに集中している。
24歳の周は彼のホームレースについて、特に熱狂的な歓迎を考慮すると、中国の新世代のレース愛好家を刺激するチャンスになると見なしている。チケットは数時間で完売したので、グランドスタンドは観客であふれかえることになる。
「ようやく故郷の上海でレースができることに、これ以上ないほど興奮している」と周はチームの中国GPプレビューでコメントした。
「中国人ドライバーとして初めて中国で開催されるF1に参戦することは、僕にとって大きな意味があり、計り知れない喜び、誇り、責任感でいっぱいだ。これは僕にとって単なるレースではない。4年ぶりにチャンピオンシップが復活し、中国人ドライバーがグリッドに立つ。僕たちは歴史に名を刻むことになる」
「これは、将来の世代がこのスポーツに興味を持つように鼓舞し、道を開く機会だ。チケットが発売から数時間で完売し、僕たちを待ち受ける情熱を目にした。僕の国はレースを愛し、何年もの間この瞬間を待っていた」
しかし周は、彼の主な目標はポイントを獲得することだと主張。2024年はこれまでのところ、彼とチームはその功績を逃している。
「それでも僕がパフォーマンスに焦点を当てていることに変わりはない。コースに着いたら他の週末と同じようにするし、マシンの能力を最大限に引き出すために努力する。全力を尽くし、トラックサイドやホームにいるチーム全員と情熱を分かち合い、観客と一緒に中国のモータースポーツの新しい章を始めるのが待ちきれない」
「でも、最も重要なのは、よいレースをして、ポイントを獲得するのが待ちきれないということだ」
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