不振のウイリアムズF1、メルセデスの冷却システムの模倣に失敗か
今季不調のウイリアムズF1チームは、メルセデス製パワーユニットに関連する冷却に問題を抱えているとの説が報じられている。
ルノーからメルセデスにスイッチした2014年と2015年にはランキング3位を獲得したウイリアムズだが、その後の2年は5位に後退した。ランス・ストロールとセルゲイ・シロトキンの若手ふたりを擁してスタートした2018年、序盤3戦ではさらに精彩を欠き、10チーム中唯一のノーポイントでランキング最下位に沈んでいる。
FW41・メルセデスは、昨年初めにメルセデスから移籍し、現在ウイリアムズでチーフテクニカルオフィサーを務めるパディ・ロウの指揮のもとで設計された最初のマシンだ。Auto Motor und Sportは、このマシンは冷却に関する根本的な問題を抱えているとの考えを示した。
「パディ・ロウは以前所属していたメルセデスが採用していた冷却システムをコピーしようと考えたが、コンセプトが非常に複雑であるため、ウイリアムズはこの作業においてミスを犯したようだ」とAuto Motor und Sportの記者マイケル・シュミット氏が伝えている。
「ボディワークに変更を加えなければならないが、それによってダウンフォースが大幅に失われる」
ウイリアムズチームは問題解決のためにメルセデスに助けを求めようとしているのではないかともシュミット氏は伝えている。ウイリアムズのあるエンジニアは彼に「冷却の問題を解決できれば、一挙に0.8秒縮めることができる」と語ったということだ。
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