フェラーリとの契約交渉において「ベッテルには決定権がない」と元F1ドライバー
元F1ドライバーのポール・ディ・レスタは、セバスチャン・ベッテルが2021年にフェラーリに残留するかどうかの決定権はチームが握っており、ベッテルには条件に関して交渉の余地がないと考えている。
ベッテルのフェラーリとの現契約は2020年シーズン末をもって終了する。フェラーリF1チーム代表のマッティア・ビノットは4度のF1世界チャンピオンであるベッテルを残留させたいとの意向を示しており、チームは新契約の条件を決めて、ベッテルと交渉していくことになる。
イタリアのメディアは、現在ベッテルは1年4000万ドル(約42億6400万円)を受け取っているが、新契約ではそれが大幅にカットされ、契約期間は1年であり、交渉の余地は与えられないと、こぞって伝えている。
「ベッテルを残留させるかどうかはフェラーリ次第だと思う」とディ・レスタは、最近配信された『Sky F1』のビデオポッドキャストにおいて語った。
「ベッテルにはこの件についての決定権が一切ないと思う。彼は与えられるものを受け取るしかないだろう。それによって、彼は出て行くことになるかもしれない」
今年3月、ビノットはベッテルの件について迅速な決定を望んでいると語っていた。しかし今シーズンは新型コロナウイルス感染拡大により序盤10戦が延期あるいは中止となり、チームはベッテルのパフォーマンスを評価する機会を得られずにいる。
ベッテル自身は先月、来年についての決定は2020年初のF1レースよりも前に下されることになるかもしれないと言及しているものの、フェラーリの決断が先送りになる可能性もある。
「セバスチャンの調子が良ければ、フェラーリにとどまることが望まれるだろう。だけどそうでなかったら、(今年末で)契約が切れ、フェラーリが獲得することが可能なドライバーが何人かいる」とディ・レスタは付け加えた。
ベッテルが残留しない場合の後任候補としてメディアが挙げるのは、ルノーのダニエル・リカルドとマクラーレンのカルロス・サインツJr.だ。ふたりとも今のところ、現在のチームとの契約は2020年末までとなっている。
『Sky F1』のカルン・チャンドックは、25歳のサインツJr.がフェラーリ入りするところを見たいと話している。
「リカルドとサインツには違いがあると思う。ダニエル・リカルドはトップチームに所属する機会があったが、一方のカルロスはまだだ」とチャンドックはSkyのビデオポッドキャストで語った。
「そういうチャンスに恵まれたときのカルロスを見てみたい。彼はマクラーレンで輝かしいパフォーマンスを発揮してきた。一歩前進し、勢いがついている」
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