第107回インディ500デイ2/やっぱり速い琢磨×チップ・ガナッシ。229mph台を記録しトップ発進
16日からプラクティス走行が開始した第107回インディアナポリス500マイルレース。初日は雨天中止となったが17日のデイ2は12時から18時まで走行が行われ、チップ・ガナッシ・レーシングから3度目のインディ500に挑む佐藤琢磨がトップスピードを記録した。
雨天で中止となった初日とは違い朝から晴天となったインディアナポリス・モータースピードウェイ。10時より各車インスタレーションラップを行い12時からのプラクティス走行を待つ。
RC・エナーソン(エイベル・モータースポーツ)がルーキー・オリエンテーション・プログラムをクリアし、34台がプラクティス走行2日目に挑んだ。
各車確認作業を行いながら走行を重ねていくとスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)がいきなり時速229.174マイルの好スピードを早くも記録しトップに立つ。
前戦のGMRインディGPを制したアレックス・パロウも2番手につけ、チップ・ガナッシ・レーシングが速さを見せると、ガナッシに加入した佐藤琢磨も黙っていない。
ディクソンを上回る229.439mph(39秒2261)を記録し、残り2時間を残してトップに浮上する。
残り1時間、各車がトラック上に出て、パック(集団)走行が多く行われるハッピーアワーに突入。しかし、琢磨のスピードを超えるドライバーは出て来ず、琢磨は、2日目をトップスピードで終える好発進を見せた。
「このチームはとても印象的です。すべてが適切な場所にあり、適切な人材がいます。リソースを活かし、最大限に活用している。その準備はただただ感動的でした」
「トラック上では、4人のドライバー全員が異なるプログラムを分担しました。朝のフィーリングには特に満足しませんでした。最善の方法を模索しています」
「午後に入ると、チップ・ガナッシのチームは僕に何をすべきか大きなヒントを与えてくれました。それに挑戦し、大きな成果を上げることができた。僕たちは、非常に成功したプラットフォームを持っています」とプラクティス後の記者会見に登場した琢磨はコメント。
ディクソンが2番手、3番手にサンティーノ・フェルッチ(AJフォイト)が228.977mphで入りシボレー勢のトップとなった。ガナッシ勢は4番手にパロウ、昨年のウイナー、マーカス・エリクソンも7番手と4台ともに上位につけ2日目を終えている。
18日も12時から18時まで6時間の走行が行われる予定だ。
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