「パワーは予想を上回っていた」吉田正尚の”総合力”を米野球メディアが称賛!「コンタクト力と出塁率は知られていたが」
好調を維持する吉田。このまま行けば新人王獲得は間違いないだろう(C)Getty Images
レッドソックスの吉田正尚は5月17日(現地時間18日)、本拠地でのマリナーズ戦に「5番・DH」で先発出場した。2回の第2打席で内野安打を記録、安打はこの1本だけだったものの4打数1安打1四球、5回にはセカンドゴロでランナーを還すなど、チームの12ー3の大勝に貢献した。
【動画】吉田正尚が見せる図抜けたパワー! 米球界で賛辞相次ぐ快打シーン
前日にはメジャー初となる3ベースヒットを含む、2本の長打を放つなど、5月中旬を迎えてもバッティングで好調を維持している吉田。長打力や勝負強さも発揮してきており、定評のある選球眼の良さも高い評価を受けている。ルーキーとしてのパフォーマンスは米国内からも称賛の声が贈られており、野球メディア『Baseball America』は、シーズン4分の1を終えた現時点での新人選手の活躍にフォーカスしている。
同メディアでは、吉田がア・リーグの新人王レースをリードしていると評しており、入団時の大型契約の内容を用いながら「過大な報酬を支払ったのではないかという懸念をすぐに和らげた。彼は今シーズンの継続的なパフォーマンスで残りの疑念を黙らせた」として、ここまでの活躍を称賛。
さらに「ヨシダは打率、OPS、打点でメジャーリーグ新人の中でトップに立っている。彼のコンタクト力と出塁のスキルの高さはかねてより知られていたが、パワーは予想を上回っていた」と長打力にも言及し、「ヨシダは強力なレッドソックス打線の中で長打率においてラファエル・デバースに次いで2位であり、コンタクトスキルを犠牲にすることなくその長打力に到達している」とで打撃内容を分析した。
また他にも「ヨシダはシーズンを通じてわずか15三振しか喫しておらず、長打率.500以上の選手の中で最も少ない」と述べるなど、背番号7のバッティングに賛辞を贈っている。
トピックでは他にも、アストロズで今季4勝を挙げているハンター・ブラウンやアスレチックスの外野手レギュラーとして活躍するエステウリ・ルイーズ、レンジャーズで8本塁打を記録しているジョシュ・ヤンといった各球団の有望株が紹介されている。その中でも高い評価を受けており、周囲を唸らせる結果も残してきている吉田。今後、よりメジャーの投手に適応していくであろうシーズン中盤、そして夏場以降のバッティングにも、さらなる期待が寄せられていく。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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