マクラーレン、インディカー参戦についての言及を避けるもF1のバジェットキャップ制度次第で復帰の可能性を示唆
マクラーレンは、早ければ2019年にもインディカー・シリーズに復帰するべく、主なエントリーチームとの提携を模索している。
アメリカからの報道によると、先週末にインディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースで行われたインディカーGPをマクラーレン幹部が観戦。提携の可能性について話し合うために、アンドレッティ・オートスポートやレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングなどと接触したようだ。
マクラーレンは2018年、第101回インディ500にアンドレッティ・オートスポートと組んでスポット参戦し、これにフェルナンド・アロンソが出走した。
もともとマクラーレンは、このアメリカ最高峰のシングルシーター・シリーズとは古くからのかかわりがあり、1970年代にはブリックヤードで3勝をあげている。1972年にペンスキー・レーシングのマーク・ダナヒューが、また1974年と1976年にはワークスチームで出走したジョニー・ラザフォードが、それぞれマクラーレンのマシンで優勝を飾っているのだ。
昨年のインディ500をマクラーレンとともに戦ったアンドレッティ・オートスポートは、マクラーレンの事実上の提携相手と見られている。オーナーのマイケル・アンドレッティはマクラーレン代表のザック・ブラウンと、ヴァージン・オーストラリア・スーパーカーにウォーキンショー・アンドレッティ・ユナイテッドとしてジョイント参戦している。
先週末にバルセロナでマクラーレンのインディカー・シリーズ復帰について質問を受けたブラウンは、直接の言及は避けたものの、今後F1にバジェットキャップが導入された場合、それがチームとしてF1以外の選手権にも手を広げる誘因になり得るとの見方を示した。
「我々は昨年インディ500を走った」とブラウン。
「北米は我々にとって重要な市場であり、また我々はインディカー・シリーズのファンでもある。F1にバジェットキャップが導入された場合のチーム運営を議論するなかで、別フォーマットのレースにも手を広げることの可能性は検討している」
アメリカ側では、アンドレッティ・オートスポートの代理人が今後の計画について具体的なコメントを避けつつ、以下のように語った。
「マクラーレンがパドックに加われば、インディカー・シリーズの価値はより高まるだろう」
「2017年のインディ500は、彼らと組んだことによって成果を上げることができた。今後再び彼らとともに戦える機会を楽しみにしている」
「マクラーレンの2019年の計画については、まずはマクラーレンに向けられるべき質問だと考えている」
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