レッドブルF1代表、フェルスタッペンとルクレールの争いは「激化する」と予想。メルセデスの復活にも警戒
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、今シーズンのコース上におけるシャルル・ルクレール(フェラーリ)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の間のライバル関係は、何度か最高のレースを生み出しているが、ホーナーはある時点で緊張が「高まる」だろうと予想している。
フェルスタッペンはルクレールに対し、優勝回数では3対2でリードしている。フェルスタッペンは今年これまでに完走した3戦ではすべて優勝を飾ってきた。しかしフェラーリは信頼性に優れており、今週末のF1第6戦スペインGPを前にルクレールはドライバーズ選手権でフェルスタッペンに19ポイント差をつけて首位に立っている。
これまでのところ、ふたりの激しい主導権争いはコース上のみで行われており、レッドブルとフェラーリの関係を壊すようなコース外での政治的策略やその他のこととは無縁だ。
しかしホーナーは、シーズンが展開するにつれて、チャンピオンシップの主役であるふたりの間で緊張が高まり、「激化する」ことさえあるだろうと考えている。
「昨年は多くの挑発や、コース内外での出来事があった。それに対し今年のこのシーズンは、コースで起きていることにはるかに重点が置かれているようだ」とホーナーは語ったと『MotorsportWeek』が報じた。
「それにシャルルとマックスの間のレースは素晴らしいものだ。ご存知のように、最初の4戦は最高だった」
「シーズンを通してそれが続けば、必然的にある段階でレースは激化するだろう。競争が激しくなり、今年後半はますます熾烈になっていく」
「だが明らかなのは、我々がこれまで目にしてきたのは、非常に敬意があり、激しいながらもフェアなレースだった」
ホーナーは、フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットと個人的に衝突する必要がないことに安堵していることを明らかにした。昨年ホーナーはメルセデスのトト・ウォルフとぶつかっていたからだ。それでもホーナーは、メルセデスが最終的には先頭集団の戦いに加わってくると予想している。
「マッティアは好人物だ。つまり、違う感じの競争なのだ」
「だがトトを忘れようとしても、まだ4戦しか行われておらず、彼のマシンは(マイアミGPの金曜フリー走行では)最速だった。だから彼がショーに戻ってくるのにまだ十分な時間がある」
「我々は自分たちのことに深く集中していると思う。他の9チームはすべて我々のライバルだ。さっき言ったように、すぐにでもメルセデスがパーティに参加するようになると思う」
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