インディ500ファストフライデイはディクソンがトップ。琢磨は8番手と予選TOP9入りに照準
18日から走行が行われている伝統の一戦、第105回インディアナポリス500マイルレース。予選前最後の走行日であるファストフライデイは、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)がトップスピードを記録した。
佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は8番手と予選ファストナイン入りに向けて順調にセッティングを進めている。
走行4日目を迎えたインディアナポリス・モータースピードウェイ。予選前最後のプラクティス走行日は“ファストフライデイ”と呼ばれ、ブースト圧も増加。各車は予選に向けての走行プログラムをこなしていく。
スピードが大幅に上がるファストフライデイのトップスピードは、2008年のインディ500ウイナー、スコット・ディクソン。29周を走行し、233.302mphを記録している。2日目でもトップスピードを記録しており、2017年以来4度目のポール獲得となるだろうか。
3番手にトニー・カナーン、4番手マーカス・エリクソン、5番手アレックス・パロウとチップ・ガナッシ勢は4台そろってトップ5入りとなった。
「チームは本当に速かったね。ガナッシのクルマが1台走るたびに、大幅に改善されたと思うよ。今日は大変な日だった。クリアラップを得るのは、とても難しいよ。誰もが予選シミュレーションをしているからね」とディクソン。
2番手はアンドレッティ・オートスポートのコルトン・ハータ。提携チームを入れると8台体制となるアンドレッティ・オートスポート勢は、2016年ウイナーのアレクサンダー・ロッシが単独走行ではトップの231.598mphをマークしている。
「みんなアタックし続けていたので、たった1回のみ4ラップ(予選シミュレーション)ができた。ターン2の風が緩やかになると、いつも面白いね。理由が何であれ、ターン2は難しいんだ。向こう側の空気が違うからなのかもわからないけどね」とロッシはコメントしている。
テキサスでインディカー初優勝を挙げたパト・オワード(アロウ・マクラーレンSP)は、シボレー勢トップの6番手。連覇を狙う佐藤琢磨は231.598mphを記録し8番手につけている。
予選1日目となる22日は、午前中に1時間のプラクティス走行が行われ、12時から18時まで1周4ラップのアテンプト合戦が繰り広げられる予定だ。
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