F1第7戦モナコGP予選トップ10ドライバーコメント(2)
2022年F1第7戦モナコGPの予選が行われ、ポールポジション〜5番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。ポールポジション〜5番手に入ったドライバーはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ランド・ノリス(マクラーレン)だ。
■マクラーレンF1チーム
ランド・ノリス 予選=5番手
今日は満足している。これが僕たちにできる最大限だったと思う。週末を通してマシンはよかったし、今日はマシンから多くを引き出していいラップを刻めたと考えている。トップの2チームの前に出るにはまだ不十分だけど、僕たちの次のステップである、他のみんなの前に出るという点では十分だった。だから今日は満足だけど、明日はもうひとつやるべき仕事がある。強く意識しているのは可能な限り前に進むことだが、それは難しくもある。だから最低限この位置をキープして、多くポイントを獲得したい。
■オラクル・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 予選=4番手
全体的に今週末、僕はペースに少し苦戦していて、完璧なバランスを見つけ出すことができなかった。
Q3最後のラップでは限界までプッシュしていて、うまくいきそうだった。でもあのコーナーでトラフィックに引っかかってしまったんだ!
すごくついてなかった。あれがなければもっと上のポジションをつかめたと思う。ポールポジションではなかったにしてもね。シャルルとの差は大きすぎるけど、少なくとも2番手は可能だったと考えている。
でもこれがモナコだ。全く予想がつかない展開になる。誰もがリスクを冒してアタックするから、赤旗のリスクは常にある。
今夜は、雨が降ることを願ってレインダンスを踊った方がいいかもね。そうなればレースに多少変動があるかもしれない。ドライコンディションだと、このサーキットはオーバーテイクできないから。
■オラクル・レッドブル・レーシング
セルジオ・ペレス 予選=3番手
Q3での計測ラップが非常に重要であり、その前のアウトラップがそれ以上に重要であることは分かっていた。他のドライバーたちがデルタを尊重しておらず、僕は最終セクターでタイヤが冷えすぎてしまい、ターン1で危うくコントロールを失いそうになった。
その後、タイヤはグリップを取り戻し、熱が入っていくものと思っていたが、そうはならなかった。ああいうことが起きてしまって、本当に残念だ。
ターン8でラップタイムを失っていたが、何とかうまくやろうとして、かなり早めにスロットルを開けた。でもうまくいかなかった。こんな風に一日を終えることになって悔しい。それでもモナコで予選トップ3に入ることはできた。
チームにはとても申し訳なく思っている。(マシンを修復するために)長い夜になるだろう。明日挽回したいと思っているよ。
メディカルセンターに行って、予備的検査を受けたが、全く問題なかった。今は明日のレースを楽しみにしている。グリッドの有利な側だから、スタートでひとつかふたつポジションを上げたい。難しいレースになるだろうが、闘志に満ちている。明日はウエットコンディションになるかもしれないし、何が起きてもおかしくないよ。
(予選後の会見で語り)今日はタイヤ戦略、特に最後のセットでの戦略がうまくいかなかった。温度が上がっておらず、とてもピーキーだった。
予選ではずっとターン8で苦労していた。ああいうことが起きて残念だったし、カルロスにも、他の皆にも申し訳なく思う。でも、ここはモナコだ。
マシンのリヤはひどい状態に見える。そのうえ、カルロスからヒットされたので、ダメージは大きい。様子を見る必要があるけれど、明日には問題なくなると思う。
■スクーデリア・フェラーリ
カルロス・サインツ 予選=2番手
今日は予選のなかでうまく前進できており、Q3までは順調だったが、その後、残念ながら状況が混乱した。
Q3最初のフライングラップではメルセデス2台を抜かなければならず、(ルイス・)ハミルトンをスイミングプールでオーバーテイクしなければならなかった。それを考慮すると、あと0.2秒ほどタイムを縮める余地があったことになる。
2回目のアタックに自信を持っていたが、ペレスが目の前でクラッシュした。できるだけ早く反応し、クラッシュを避けようとしたが、遅すぎた。
モナコではこういうことは起こり得る。ついてないことに、(2021年にシャルル・ルクレールがクラッシュした時のように)また巻き込まれることになった。
でも全体的には2番手はスタート位置としてまずまずだし、今回もフロントロウを独占できたので、チームにとって良い一日になった。明日しっかりポイントを稼ぐチャンスもある。さあ、レースだ!
(予選後の記者会見で語り)ターン7に入った時、イエローフラッグが出るのが見えた。前のマシンがクラッシュしたのだと分かったが、現場は見えない。つまり、彼がどこにいるのか分からない状態でコーナーに入っていった。
モナコでは毎年誰かが僕の前でクラッシュするのが伝統になっているみたいだ。そのためにラップを走りきることができないんだ。
■スクーデリア・フェラーリ
シャルル・ルクレール 予選=ポールポジション
今のところ、今週末の自分たちのパフォーマンスにとても満足している。自信を持ってマシンに乗っているし、Q3ではさらにプッシュし始めることができた。
Q3の最初のラップはうまくいった。そして2回目のアタックラップは、僕が今まで予選で走ったなかでベストラップのひとつだったと思う。
走るのがとても楽しくて、限界ぎりぎりまで攻めることができた。かなりのオーバーステアが出て、リヤがルーズになったけれど、あのラップはとてもいいものになったと分かっている。最高の感覚だった。最後まで走り続けることができず残念だった。でもこれがモナコだ。最後のアタックではイエローフラッグやレッドフラッグのリスクが常にある。
いずれにしてもポールを確保できたので、本当にうれしい。明日のコンディションがどうなろうと、最高の位置からスタートできることに変わりはない。この調子で週末をスムーズに締めくくれるよう、全力を尽くすよ。
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