再開に向けて動き出すも…メッシ「二度と元通りにはならない」

　バルセロナに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、リーグ戦が再開されても以前と同じようには戻らないと語った。5月31日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。

　新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中断となっていたリーガ・エスパニョーラだが、6月11日から再開されることが決定。バルセロナは13日にアウェイでMF久保建英が所属するマジョルカとの対戦を控えている。

　再開に向けてトレーニングを続けているメッシだが、スペイン紙『El Pais』で「彼らはさようならすら言えなかった。愛する人を失うほど辛いことはない」とコメント。新型コロナウイルスが与えた影響により、二度と同じ状態には戻らないと感じていることを明かした。

「ほとんどの人たちがあらゆることが起きた後の世界がどうなるのか疑問を持っている。ロックダウンや僕たちを驚かせた状況によって多くの人々は本当に辛い思いをしている。親族や家族といった人たちを失いながら、別れの言葉を言うことすらできない人たちがいる。多くの悲劇があったと思うが、自分の愛する人を亡くしたこと以上に悲しいことはない。誰にとっても不公平なことだと思う」

「フットボールは二度と元通りにはならない。一般的な生活のようにフットボールが戻るとは思えない」