レッドブルF1代表、ベッテルのメルセデス入りを望むも「ハミルトンとのペアはチームにとって頭痛の種になる」
レッドブルF1チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、2021年にセバスチャン・ベッテルがメルセデスで戦う姿を見たいと考えているが、メルセデスにとってルイス・ハミルトンのチームメイトにベッテルを迎えることは「大いなる挑戦」であるとも認めている。
ベッテルとフェラーリは2020年シーズン末をもって袂を分かつことを発表した。4度のF1王者である彼にとって、移籍先の候補は少ないが、そのひとつは、まだ来年のラインアップを発表していないメルセデスだ。
レッドブル時代にベッテルを世界タイトルへと導いたホーナーは、ベッテルがチャンピオンであるメルセデスに加入することを望んでいる。しかしそれが実現するかどうかは確信を持てずにいる。
「彼はまだ30代初めで、いまだに驚異的な速さもある。彼とルイスを抱えることはメルセデスにとって頭痛の種になるだろうが、彼らはあえてそうすることを選ぶかもしれない」とホーナーはデイビッド・クルサードのポッドキャスト『F1 Unscripted with Heineken』で語った。
「それを目の当たりにし、目撃する我々全員にとってみれば素晴らしいことだろう。しかしチームの観点としては、大きな挑戦だ」
「彼は素晴らしいドライバーだし、このことについてはしっかりと考えていることだろう。我々にできることは、彼にとっての最善を願うことだけだ」
「彼が去ればF1は退屈になるだろうが、彼の決断を尊重しなければいけない」
ホーナーは、32歳のベッテルには、1年間の休養の後に2022年にグリッドに戻ってくるだけの余裕があると考えている。
「彼はキャリアのなかで驚異的なことを成し遂げた。今年の終わりに競争力のあるチームに空きがないと判断したら、終わりにするという決断を下すこともできる」とホーナーは語った。
「彼の子供たちはまだ小さいし、もし彼が望むなら、1年間の休養を取ることもできる。彼はF1史上、最も成功したドライバーのひとりなのだ」
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