MotoGP第7戦:10コーナー改修後初のカタルーニャGP、初日総合トップはザルコ。中上貴晶は11番手
MotoGP第7戦カタルーニャGPのフリー走行1回目、2回目がスペインのバルセロナ・カタロニア・サーキットで行われ、ヨハン・ザルコ(プラマック・レーシング)が初日を総合トップで終えた。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は11番手だった。
カタルーニャGPには、ホルヘ・マルティン(プラマック・レーシング)が復帰。マルティンは、第3戦ポルトガルGPのフリー走行3回目の転倒負傷により前戦イタリアGPまで欠場していた。一方、6月3日、アレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)がコース上での自転車トレーニング中に転倒し、右手橈骨を骨折。今大会を欠場することになった。少なくとも金曜日の時点でリンスの代役はエントリーしておらず、チーム・スズキ・エクスターはジョアン・ミルのみの参戦となっている。リンスは4日金曜日に右手の手術を受け、成功したことがチームにより発表された。
また、バルセロナ・カタロニア・サーキットはランオフエリアの拡大のために2021年1月に10コーナーの改修工事が行われた。2020年までのレイアウトは角度がついたV字のようなレイアウトだったが、今回の改修で円に近いカーブのコーナーとなり、9コーナーから10コーナーにかけてのストレートが短くなっている。
フリー走行1回目は気温25度、路面温度30度のドライコンディションで行われた。セッション序盤、トップに立ったのはフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)。2番手にはポル・エスパルガロ(レプソル・ホンダ・チーム)、3番手にはアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)がつける。
上位の順位は変わらないままセッションは終盤に入った。残り3分を切って、アレイシ・エスパルガロが2番手のタイムを記録。その翌周にはモルビデリのタイムを上回り、トップに立つ。アレイシ・エスパルガロはそのままトップでフリー走行1回目を終えた。
2番手はモルビデリ、3番手はポル・エスパルガロ。4番手にはマーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)がつけた。ビニャーレスについては、ヤマハ・モーター・レーシングにより6月3日、クルーチーフの変更が発表されており、エステバン・ガルシアに代わってシルヴァーノ・ガルブセラが新たにその任を担うことになった。
5番手はザルコ、クアルタラロは6番手。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は11番手だった。
■ヨハン・ザルコが初日総合トップに
フリー走行2回目は気温28度、路面温度44度。このセッションでもモルビデリがトップタイムをマークする。2番手にはクアルタラロ、3番手にはマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)がつける。このセッションでも序盤以降の大きなタイム更新がないまま終盤の時間帯を迎えた。
残り5分、前戦イタリアGPで今季初の表彰台を獲得したミゲール・オリベイラ(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)が3番手に浮上する。さらにビニャーレスが2番手タイムをマーク。ビニャーレスはその翌周にもタイムを更新するが、モルビデリがそのタイムを上回る1分39秒256をマークして、再びトップに立つ。
しかし、ヨハン・ザルコ(プラマック・レーシング)が最後のアタックでモルビデリのタイムを0.021秒更新。1分39秒235を記録し、フリー走行2回目をトップで終えた。2番手はモルビデリ、3番手にはクアルタラロというヤマハライダーふたりが続いた。
4番手はブラッド・ビンダー(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)、5番手はフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)、ルーキーのエネア・バスティアニーニ(アビンティア・エスポンソラーマ)が8番手につけた。ホンダの最上位はポル・エスパルガロの10番手。中上は11番手、マルク・マルケスは15番手、唯一のスズキライダーとして参戦するミルは16番手だった。
「カタルーニャ」をもっと詳しく
「カタルーニャ」のニュース
-
走行中の車窓から身を乗り出していた2歳児、頭から転落(スペイン)4月12日5時0分
-
ラズガットリオグルがBMW移籍後2戦目で初優勝。王者バウティスタはレース2で復活の狼煙/SBK第2戦カタルーニャ3月25日11時24分
-
バウティスタが今季初優勝【順位結果】2024SBK第2戦カタルーニャ 決勝レース23月24日23時12分
-
世界中の食いしん坊が集う 美食の州 カタルーニャの食文化を知り、体験し、味わう『カタルーニャ・フード・ギャラリー』開催3月13日11時46分
-
「彼は何事にも怯まない」…バルセロナの未来を担う17歳の“逸材”CBパウ・クバルシ2月9日20時5分
-
5位躍進の奈良、J3最優秀監督賞受賞のフリアン監督と契約更新「私たちのサッカーで感謝の気持ちを表したい」12月11日15時55分
-
世界ガストロノミー地域2025に選ばれたスペイン・カタルーニャの食文化を味わう『カタルーニャ・フード・ガーデン』『カタルーニャ・ガストロノミー WEEK』開催11月17日17時46分
-
《作曲家フェデリコ・モンポウ生誕130周年記念コンサート》 「カタロニアの風」東京公演を11月21日(火)「ルーテル市ヶ谷ホール」にて開催 =カタルーニャ文化と現代日本との邂逅(かいこう)のひとときを=10月25日9時30分
-
ジローナが止まらない…6連勝で単独首位、バルサを除くカタルーニャ州クラブでは70年ぶりの快挙9月28日18時52分
-
スプリントでペドロサと接戦を展開。負傷バニャイア、ほしかった3位の結果/第12戦サンマリノGP9月10日11時35分