ノリス、レッドブルF1で成功を積んだ新TDに大きな期待「優れた頭脳と速いラップタイムがもたらされる」
マクラーレンはレッドブルのエンジニアリングチーフであるロブ・マーシャルと契約を結んだ。ランド・ノリスは、これによりマクラーレンの未来にさらなる希望を持つことができ、マクラーレン・レーシングのザク・ブラウンCEOのリーダーシップもいっそう信頼できるようになったと語った。
マクラーレンF1チームは、2024年1月1日からの新テクニカルマネジメント体制において、マーシャルがエンジニアリングとデザイン担当のテクニカルディレクターに就任すると発表した。マーシャルの起用はマクラーレンに何をもたらすかと木曜日にバルセロナで聞かれたノリスは、「知識と専門技術に尽きる」と述べた。
「彼はとても長い間レッドブルにいた。そこで多くの成功を積んできた。F1界でも屈指の人材と仕事をしており、彼もまたそうした優秀な人たちの一員だ」
「つまり、優れた頭脳と速いラップタイムというふたつの重要なものがチームにもたらされると思う。チームとして彼と契約できたことは大きい。マクラーレンの多くの人から頼りにされ、尊敬される人材になるはずだ」
「今回のような動きは、チームが前進するために非常に良いことだと思う。レースでさらに上位を狙うために、チームのパフォーマンスと専門的な技術力を高め続けることが重要だ」
今シーズンのマクラーレンはここまで望むような成績をあげられていない。F1コンストラクターズ選手権では6番手につけているが、2023年シーズン開幕前に目指していた順位よりもふたつほど後ろになってしまっている。チームがここまで不本意な成績しかあげられていないことを受け、ノリスは、ブラウンによるチームの運営や構想をどこまで信頼しているかと聞かれた。
「すごく信頼していると答えたい。これまで以上にね」とノリスは述べた。「信頼していないなどとは言いたくないし、言ったこともない。これから先も言わないだろう」
「ここ最近の変化が非常にいい効果を生み、チームの状態や雰囲気が変わったし、同時にパフォーマンスや将来の展望といった面でもよくなった」
ノリスによると、マクラーレンは依然として成長途中にあり、変化が実を結ぶまでにはまだしばらくの時間が必要になるということだ。
「F1ではすべてが単刀直入に行くわけではない。時間がかかるものも多い。僕たちのこともそういった面があると思う」
「チームが前進したのは間違いない。そこははっきりしているし僕も確信をもって言える。まだ結果が出る前なので、今の時点で言うとしたらそういった部分だ」
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