参戦まであと半年。ニッサン、フォーミュラEは「インテリジェント モビリティ戦略訴求の場」
日産自動車は6月14日、2018年末からワークス参戦を開始するABBフォーミュラE第5シーズンに向けてのコメントを発表した。
電動フォーミュラカーで争われるフォーミュラEには、この第5シーズンから“Gen2”と呼ばれる第2世代シャシーが登場。搭載するバッテリー容量が引き上げられるため、レース中の車両乗り換えが廃止されるほか、レース中に使用できるパワーも引き上げられる。
また、レースフォーマットにも手が加えられ、第5シーズンからは周回数ではなく45分+1周のフォーマットが採用される点も新しい要素だ。
ニッサンは、そんなフォーミュラEの第5シーズンに日本の自動車メーカーとして初めてシリーズに参戦。12月のサウジアラビア戦を皮切りに7月のニューヨーク2連戦まで、12都市13レースをアウディやジャガーといった自動車メーカーを相手に戦いを挑む。
ニッサンは、このフォーミュラEを「『ニッサン インテリジェント モビリティ』戦略を訴求する場」として活用するといい、2022年度までに電気自動車とe-POWER搭載車を含む電動駆動車を年間100万台販売するという目標実現の足がかりとする。
「第5シーズンのレーススケジュールは、電気自動車が市街地を走行するのに適した都市がレースの開催地として選ばれている」と語るのは、ニッサンでグローバルモータースポーツダイレクターを務めるマイケル・カルカモ。
「これこそがフォーミュラEの素晴らしいところだ。ふだんニッサン・リーフが走っているのと同じ道でレースが行われるんだからね」
「また、レースが都心から離れた場所ではなく市街地で行われる点も特徴だ。これで、より多くのファンにアプローチできる」
3月に行われたジュネーブモーターショーでマシンカラーリングを発表しているニッサン。今後は12月15日の第5シーズン初戦までにライバルへ追いつくべく、車両開発を継続していくことになる。
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