タイヤトラブルで勝利を失ったレッドブルF1、調査報告を受けてコメント「指示に反したことはないし、今後も順守する」
AUTOSPORT web2021年6月16日(水)10時12分
F1第6戦アゼルバイジャンGPで発生したタイヤトラブルについて、ピレリが調査結果を公表したことを受け、レッドブル・レーシングが声明を発表した。
バクーでの決勝で、アストンマーティンのランス・ストロールとレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンの左リヤタイヤに相次いで問題が発生した。ふたりはそれぞれ激しいクラッシュを喫したが、幸いけがはなかった。
ピレリは6月15日に事故原因についての調査結果を発表、タイヤに製造上、品質上の欠陥はなかったこと、チームはスタート時に指定されているタイヤの空気圧や温度を守っていたことを明言するとともに、インナーサイドウォールに円周状の破損が起きており、これは「タイヤの走行状態に関係している可能性がある」と述べた。これに伴い、FIAとピレリは、各チームが使用するタイヤの状態をより詳しくチェックするため、新たなプロトコルを導入することで合意したという。
レッドブルは、ピレリの指定する条件を守ってタイヤを使用してきたこと、今後もピレリの指示に従うことを、声明のなかで改めて確認している。フェルスタッペンは首位走行時にトラブルに見舞われ、確実とみられていた勝利を失った。
「アゼルバイジャンGPの47周目に発生したマックスのタイヤトラブルについて、ピレリおよびFIAと緊密に協力して調査を行ってきた。その結果、マシンには一切問題がなかったことを確認する」とレッドブルの声明には記されている。
「我々は、常にピレリのタイヤパラメータを順守しており、今後も彼らのガイダンスに従っていく」
「この週末に起きた高速走行時のクラッシュで、ドライバーたちがけがをしなかったことに感謝している」
「タイヤ」をもっと詳しく
「タイヤ」のニュース
-
レッドブル&HRC密着:敗因はフロアのダメージとハードタイヤでの苦戦。勝つことの難しさを痛感したフェルスタッペン5月6日17時43分
-
【取手競輪・F1初日6R】豊岡英子 逃げてタイヤ差2着「風が味方してくれた」5月6日17時21分
-
ルクレール予選2番手「マシンは良い状態で、大きな修正は必要なかった。明日は優勝を狙う」フェラーリ/F1第6戦5月5日17時5分
-
レッドブル&HRC密着:タイヤや路面に苦戦しつつもポール獲得記録を伸ばしたフェルスタッペン。スプリント後の変更も奏功5月5日16時12分
-
7戦連続ポールのフェルスタッペン「マイアミでは毎年苦労。楽しいラップを走れたとは言えない」F1第6戦5月5日15時32分
-
【角田裕毅F1第6戦展望】ライバルが争うなか「ソフトタイヤをマネージメントできた」混乱もくぐり抜けスプリント8位入賞5月5日14時45分
-
小暮卓史「ホッとしています」。元嶋佑弥「タイヤがプッシュに応えてくれた」【第2戦GT300決勝会見】5月4日21時10分
-
スプリント予選首位のフェルスタッペン、状況の変化に苦戦「これで最速なんて驚いた。皆に何が起きていたのか」F1第6戦5月4日12時50分
-
GT300予選でヨコハマがトップ3独占。タイヤ無交換を武器とするブリヂストンには「速さで勝負」5月4日9時0分
-
F1マイアミGP FP1:フェルスタッペン最速。角田はミディアムタイヤで8番手、アルピーヌ勢がトップ10入り5月4日2時49分