レッドブル&HRC密着:フェルスタッペン、トップ浮上直後にフロアを破損「パンクのような感じでオーバーステア気味だった」
「マシンのダメージを考えれば、決して悪くない結果。チェコ(セルジオ・ペレス)が表彰台に上ったし、チームにとってはいいポイントを獲得できたと思う」
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)にとって、今年のF1イギリスGPはリタイアに終わった昨年の雪辱を果たすいいチャンスだった。そして、それはスタート直後にポールポジションのカルロス・サインツ(フェラーリ)を抜いて成功したかに見えた。
しかし、直後に多重クラッシュが発生して赤旗が出され、レースは中断。アクシデントが1周目だったため、再開後のレースは最初のスターティンググリッドに戻されてスタートが切られることになった。
しかし、2度目のスタートでフェルスタッペンはサインツをとらえることができず、2番手のまま。その後、10周目にサインツがコースオフした隙にフェルスタッペンがトップに立ったが、この日のフェルスタッペンは完全にツキから見放されていた。
12周目にフェルスタッペンはコース上に落ちていた破片を拾う。
「カーボンと思われる大きな破片がフロアの左側にぶつかってしまったんだ。走っている最中はパンクしたような感じで、バランスも悪く、オーバーステア気味になった」というフェルスタッペンは緊急ピットイン。タイヤを交換してピットアウトするも、その後もペースが上がらず、優勝争いから完全に脱落した。
クリスチャン・ホーナー代表は原因はパンクではなかったとレース後に説明した。
「パンクではなく、アルファタウリの破片にぶつかって、フロアにダメージを負ったのだ」
11周目の3コーナーで起きたアルファタウリ勢2台の接触によって、コースに破片が落ちていた。それを12周目に入っていたフェルスタッペンが通過する際に踏みつけ、フロアの下の空力パーツが破損し、ダウンフォースを失った。フェルスタッペンの車載カメラでは3コーナーを通過する際と5コーナーを通過した後に、何か破片が後方へ飛び散る様子がとらえられていた。
フェルスタッペンとレッドブルにとって幸いだったのは、このレースで優勝したのが最大のライバルであるフェラーリのシャルル・ルクレールではなく、そのチームメイトのサインツだったこと。レース後、ミックスゾーンでサインツと出会ったフェルスタッペンは、笑顔で元チームメイトの初優勝を祝っていた。
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