怪我人続出のエンゼルス…米メディアは後半戦を不安視「PO進出を望んでいることは間違いないが」
現地4日の試合に登板した大谷は、右手中指のマメが潰れて6回に降板した(C)Getty Images
マウンド上でまたもアクシデントに見舞われた。
エンゼルスの大谷翔平は現地時間7月4日(日本時間5日)に行われたパドレス戦に「3番・投手兼指名打者」としてスタメンに名を連ね、今季17度目となる「リアル二刀流」で出場した。しかし、4回に2死からランナーを出し2点を失うと、6回にはザンダー・ボガーツ、ジェーク・クロネンワースに連続本塁打を浴び、計5失点。また、このイニングの途中、大谷の右手中指のマメが潰れたことで降板。前回登板に続き、負傷によりマウンドを降りている。
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試合は大谷の後を継いだ救援陣も失点を重ね、1-8と大きなビハインドを背負う中、最終回に追い上げるも、結局、エンゼルスは5-8で敗戦。大谷は4敗目を喫し、バッターボックスでも3打席ノーヒット、降板後は打者としてもベンチに下がることとなった。
この日はマイク・トラウトの骨折による負傷者リスト入りが伝えられ、試合中にもアンソニー・レンドンが自打球でそのままグラウンドを後にしている。大谷も万全の状態での投球がみられない等、チームは緊急事態に直面している。
米国内メディアでもエンゼルスの現状、さらに今後への見通しを報じているものの、内容は明るいものではない。スポーツサイト『Sporting News』ではこの日の大谷の投球内容について「オオタニはマウンドから降りるまでの5イニングで7安打5奪三振、自責点5を許し、打席では3打数0安打だった。今シーズン、彼が先発でこれほど多くの失点を許したのは3度目だ」と綴っている。
また、大谷の負傷により、メンバー選出されているオールスターに関しても「7月11日に行われるオールスターゲームでは登板する可能性は低い」として、大谷自身による「かなり厳しい状況になると思う」とのコメントも紹介している。
同メディアは、レギュラーシーズンでのポストシーズン争いにも言及。負傷者が続いている現状を踏まえ「エンゼルスは今年、ポストシーズン進出を望んでいることは間違いないが、その先頭に立ち続けるにはオオタニが必要だろう。彼の右手のマメが今後も彼に影響を及ぼし続けるかどうかはまだ分からないが、それはエンゼルスの希望に悪影響を与えることになるかもしれない」と見解を示した。
好調だった6月から一転、今月に入りエンゼルスは苦しい状況を迎えている。オールスターブレイクまで残り3試合、後半戦へと望みを繋ぐため、まずは連敗を止めることが何よりも重要となる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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