エンゼルス 菊池雄星が5回2失点と好投も救援陣が8回以降8失点と投壊 4月は一時首位も今季最悪6連敗
2025年5月2日(金)13時24分 スポーツニッポン
◇ア・リーグ エンゼルス4—10タイガース(2025年5月1日 アナハイム)
エンゼルスの菊池雄星投手(33)が1日、本拠でのタイガース戦に先発登板。5回を5安打2失点に抑え、今季初勝利の権利を手に入れて降板した。しかし、救援陣が終盤につかまり、今季7試合目でも初勝利はお預けとなった。4月13日時点で首位に立っていたチームは4—10で大敗し、今季最悪を更新する6連敗となった。
打線が2回にオハピーが先制ソロを放って菊池を援護した。しかし、3回に先頭の8番バエスに左越えの同点ソロを浴びると、2死後には2番トーレスにも左越えにソロを許して逆転された。続く3番グリーンには死球を与えるなど制球を乱したが、4番イバネスは遊飛に仕留めて切り抜けた。
それでも打線がすぐさま取り返した。3回に1死からネトが左前打で出塁すると、2死三塁からソレアが左越えに逆転2ランを放った。4回2死一、二塁ではニューマンが投手強襲の安打を放ち、4点目を奪った。5回は2死から連打を許して一、三塁のピンチを招いたが、イバネスを三直に打ち取った。
4—2の8回に悪夢が待っていた。8回無死一塁となったところで4番手左腕デトマーズが登板。四球と安打2本で同点とされると、なおも1死二、三塁からディングラーに3ランを被弾し、この回一挙5失点で逆転を許した。9回には6番手左腕マクダニエルズが適時打と2ランを被弾して3失点した。
エンゼルス移籍1年目で開幕投手も務めた菊池は、今季ここまで6試合で0勝4敗、防御率4.31。これまではメジャー移籍1年目のマリナーズでの2019年の6試合目(4月20日、エンゼルス戦)が最も遅いシーズン初勝利。日付でもコロナ禍の短縮シーズンを除けば、ブルージェイズ1年目の2022年の5月4日が最遅だった。