落合博満氏 巨人・田中将大の現状をオレ流分析「彼はそういう調整の仕方したことないはず」起用法案も

2025年5月2日(金)20時10分 スポーツニッポン

 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(71)が2日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。今季から巨人に移籍しシーズン初登板で日米通算198勝目を挙げた田中将大投手(36)について言及した。

 田中将は4月3日、中日戦(バンテリンD)に移籍後初先発し、今季最速の149キロをマークするなど5回5安打1失点。23年8月26日のソフトバンク戦以来となる白星を手にした。プロ18年目で初めて白星なしに終わった昨年オフ、楽天を電撃退団し、新天地での再出発。日本通算120勝目の節目の勝利で日米通算198勝とし、200勝と完全復活へ新たなスタートを切った。しかし、2戦目となった同17日のDeNA戦(東京D)では2回7安打6失点で降板。翌18日に調整のため選手登録を抹消された。(撮影後の5月1日に東京Dで行われた広島戦に今季3度目の先発登板も3回69球8安打3失点で降板し勝利ならず)

 1戦目と2戦目の違いについて問われた落合氏は「間隔の空けすぎじゃないのかなと思う。肩のスタミナがあるかどうかっていうのは分からないよ、現場にいないんでね。5回まで投げればいいっていうふうな使い方だったらジャイアンツの中でローテーションに入れて使ってもいいんじゃないのかなと思う」と自身の考える起用法を語った。

 「まだ36歳…そんな老けこむような歳じゃないしね。去年1年間、リハビリやって今年のキャンプを迎えて投げ方変わって、1試合投げて、10日以上間隔空けて投げて…結構(間隔を)空けるっていうのはね、調整の仕方が難しいんだと思う。彼はそういう調整の仕方をしたことないはずなんだよ。5回でいいっていうんだったらローテーションに入れて回していった方がリズム的に良い気がする。投げるボールがどうのこうのじゃなくてね。それで状態が悪いんだったらファームに落として再調整させるっていう。昔みたいに完璧に抑えるっていうピッチャーじゃないんでね。誤魔化しながらどうやって点数を抑えていくか…取られても最少失点で抑えていくかっていうようなピッチングの仕方だと思う。コントロール重視のスタイルなんでね」と現在の田中将を分析。「(ローテーションに入れて)投げさせた方がいいような気がするんだけどね。頑張ってもらいたいね。200勝は通過点だと思うしね。この先、何年野球をやれるのかっていうのは彼次第」とローテーションに入って投げ続けることが調整面も含めていいのではないかと投げかけた。

スポーツニッポン

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