落合博満氏“世界最長タイ記録”のヤクルト45歳・石川雅規の起用法に持論「オレだったら...」

2025年5月2日(金)20時5分 スポーツニッポン

 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(71)が2日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。開幕から1カ月が経過したプロ野球について「石川だよね、24年…新人から勝ち星を挙げているのは日本の球界では記録でしょ」とヤクルトの球界最年長左腕・石川雅規投手(45)の名を挙げた。

 石川は4月9日の甲子園での阪神戦で今季初先発。5回83球を投げ5安打2奪三振1四球3失点(自責1)で今季初勝利を挙げ、プロ野球新記録となる24年連続勝利の金字塔を打ち立てた。通算187勝目(189敗)。昨年すでにプロ野球新記録を樹立した入団1年目からの連続勝利は「24年」に更新し、ロジャー・クレメンス(レッドソックスなど)が持つ大リーグ記録に並んだ。

 うれしそうに笑顔で石川の記録を口にした落合氏は「来年もやって勝ってもらわなきゃいけないな」と世界最長記録樹立に期待。

 そして石川の起用法について「ヤクルトはピッチャーがいない割には、石川を(先発)ローテーションから外す使い方ってのはどうなのかなと思う」と疑問符。「中10日以上空けての調整の方が難しいような気がするんだ。投げるだけの体力はあるはずなんだよ。球団の首脳陣がどう考えるかは分かんないけども、オレだったらよ、中6日でローテーションに入れて使うけどね。で、疲れてきたら1回抹消してって使い方の方が良いような気がするけどね。ある程度責任持たせて投げさせた方が、彼も意気に感じてそれなりのピッチングをするんじゃないのかな。同じピッチャー同士、監督が気を使いすぎじゃないのかな」と持論を展開した。

 「投げる機会が増えるってことは、勝ち星も増える可能性もあるってことなんだよ。そうすると200勝により早く手が届くっていうようなことも言える」と外から見ている立場として、ローテーションに石川を入れて使ってもらいたいと自身の希望を口にした。

 「140、150キロの球を投げて歳を取ってきたピッチャーじゃない。コントロールで投げ分けてきたピッチャーなんでね、スタイルそのものっていうのは変わらないはずなんだ」と石川のスタイルに言及し「だからローテーションに入れてもいいような気がするんだ」と熱く語った。

 「来年も24年を超えて25年連続勝利を見てみたいね。あと今年ヒット1本打てば24年連続安打でしょ。これも見てみたいな」

 45歳を迎え187個の勝ち星を積み上げてきた“小さな大投手”のさらなる活躍を期待し、明るい声でエールを送った。

スポーツニッポン

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