ベッテル、苦戦続くも「結果が出ずにフラストレーションを感じる現状は、2014年とは違う」と明かす
セバスチャン・ベッテルは、現在フェラーリで感じているフラストレーションは、レッドブルにおける最後の年だった2014年に、チームメイトのダニエル・リカルドの台頭によって直面した苦しみとは違うものだと否定した。
当時ベッテルは、その前年である2013年に4度目のタイトルを獲得していたが、2014年シーズンは意外にもリカルドに遅れをとっていた。この年、リカルドはレッドブルで3勝を上げ、優勝できなかったベッテルよりもチャンピオンシップにおいて上位に立った。そしてベッテルの不振は、フェラーリへの移籍につながった。
ベッテルの過去12カ月のトラックレコードには数回の優勝が含まれているが、2019年はまだ勝利を上げていない。何度かの重大なミスが、大きく影響しているのだ。
今シーズンは才能を発揮しつつあるシャルル・ルクレールとともに戦うことで、32歳のベッテルはプレッシャーを感じているが、彼は2014年とは状況が違うと考えている。
「第一に、前回のこと(2014年の不振)はずいぶん前のことだし、第二に、今の状況は大分違うものだ」とベッテルは語った。
「フラストレーションについて言えば、様々なレースで結果を出せていないことにあると思う」
「僕たちのレースについては、(実際のレース結果とは)反対の結果が出る可能性もあった。だから公平に考え、ある特定の周回で判断しないことが必要だと思う」
またベッテルはイギリスGPでのパフォーマンスについて、「ミスは起きたが、それまでの周回ではかなりの速さを出せていた」と話した。
「6番グリッドからスタートしたのだから、ある時点で3番手になれたのは偶然のことではない。セーフティカーが助けになったかどうかは議論の余地があるけれど、それでも第1スティントではとてもうまくやっていた。他のドライバーとは違うことをして有利に立ったんだ」
「他のレースも違った展開になった可能性があったと思う。だから僕は心配などしていない。それに自分は日曜日にもっと良い結果が出せることは分かっている。今ではドイツGPを楽しみにしているよ」
『Sky Sport F1』のコメンテーターを務めるマーティン・ブランドルは、ベッテルがキャリアの終わりに近づいており、“判断力と反応力”を失いつつあると考えている。その一方でブランドルは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)はコース上で混乱した様子を見せないと主張していたが、そのハミルトンがベッテルを軽んじることはないようだ。
「彼は立ち直ると固く信じている」とハミルトンは語った。
「偉大なテニスプレイヤーたちがいるが、彼もそんな人間のひとりだ。今日のレースは(ベッテルにとって)厳しいものだったが、彼は4度のF1世界チャンピオンだ」
「彼自身が必要だと感じていれば、復活し調子を取り戻すだろう。そして次戦では強力になって戻ってくるよ。それが偉大なアスリートがやることだ」
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