F1ベルギーGP FP1:唯一のフリー走行はウエットでサインツがトップ。マクラーレン勢が2、3番手に続く
2023年F1第13戦ベルギーGPのフリー走行1回目が行われ、カルロス・サインツ(フェラーリ)がトップタイムをマークした。2番手はオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3番手はランド・ノリス(マクラーレン)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は7番手だった。
気温18度、路面温度23度というウエットコンディションで、現地時間13時半にセッションがスタート。開始前からウエットトラックが宣言されているが、ベルギーGPはスプリントが行われるため金曜午後には予選が控えており、週末唯一のフリー走行となるこのFP1を走らないわけにはいかない。
コース上に出ているマシンのタイヤは、インターミディエイトとフルウエットに分かれている。11台ほどがコースに出たが、3周前後を走って全車がピットに戻る。開始15分を過ぎると再び各車コースに出ていくが雨は変わらず降り続いており、何度かマシンがコースを外れてイエローフラッグも振られた。2分3〜4秒台のタイムが並ぶなか、インターを履く周冠宇(アルファロメオ)はターン14で飛び出し、グラベルの外側のウォールにウイングが接触してしまったが大きなトラブルにはならなかったようだ。
ちょうど開始から30分ほど経ったところで、ローガン・サージェント(ウイリアムズ)がターン5で止まりきれずにウォールにぶつかり、エスケープゾーンでストップ。サージェントのマシンを回収するためにセッションは赤旗中断となり、残り時間20分から再開された。
再開後も各車ガレージにとどまったままだったが、残り13分を切ってレッドブルとアストンマーティンがインターでコースに出たが、1周でピットに戻っている。結局最後まで走行は行われず、タイムを出したのは15台で、予選前にもかかわらず消化不良なセッションに終わった。FP1のトップはサインツ、2番手はピアストリ、3番手はノリスで、4番手以降はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、角田、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ダニエル・リカルド(アルファタウリ)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)となっている。
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