2020年F1序盤3戦ノーポイントのライコネン「問題を解決し、シルバーストンでは入賞したい」
アルファロメオF1チームは、2020年シーズン序盤3戦、速さを発揮できなかった。チームは開幕戦でアントニオ・ジョビナッツィが9位に入賞して得た2ポイントしかまだ稼いでいない。
ハースやフェラーリも不調で、問題の一部は、2020年型のフェラーリ製パワーユニット(PU/エンジン)が2019年のものより劣っているという部分にあり、このパワーユニットを搭載する3チームはすべて、予選でペースを発揮できていない。
「これまで厳しいレースもあったが、チームの士気は高いし、一丸となって取り組めば強くなって戻ってくることができる」とジョビナッツィは語る。
「日曜日には競争力を発揮している。これまでのレースでそれを証明してきた。予選で良い結果を出せれば、1周目からトップ10以内で戦える。これが前進するにあたっての目標だ」
「オーストリアでは同じ会場で2度のレースをして、そうした場合には独特なチャンスが生まれるということを見てきた。僕たちはそういう2連戦を最大限に活用することを目指していく」
アルファロメオF1チーム代表のフレデリック・バスールは、最初の3戦連続開催を終え、次の3連戦に向かうまでの間は、チームが態勢を整えるための最初のチャンスだったと語った。
「ハンガリー以降、時間を有効に使って進歩を遂げたことを示したい。それが重要だ」とバスールは語った。
「我々のパッケージのどこに強みがありどこに弱みがあるかは、かなり明確に分かっている。最初の3戦の後、さらに前進するための作業を続けてきた。中団での戦いは今も接戦だ。しかし、我々のチームには、人材面でも、マシンの面でも、定期的にポイントを獲得するために必要な力があると、私は100パーセント自信を持っている」
キミ・ライコネンは、最初の3戦が結果の面で理想的なものではなかったことを認めている。ライコネンは第3戦終了時点で、まだポイントを獲得していない。
「重要なことは、僕たちが正しい方向へ進んでいるということだ」とライコネンは語った。
「改善すべき領域は特定できているし、競争力向上に必要な解決策を携えてシルバーストンに臨めることを期待している。決勝では、中団のほとんどのマシンと戦う力があると分かった。(シルバーストンでの)これからの2戦のなかでポイントを持ち帰ることができると確信している」
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