ハミルトン、3輪でつかんだ勝利「フェルスタッペンに追い詰められ、心臓が止まるかと思った」メルセデス【F1第4戦決勝】
2020年F1イギリスGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンはF1キャリア87回目、シーズン3回目、シルバーストンでは7回目の優勝を飾った。
ハミルトンはポールポジションからミディアムタイヤでスタート、セーフティカーが出動した13周目にハードに換えて、全ラップをリードして52周のレースを走った。残り3周のところでチームメイトのバルテリ・ボッタスの左フロントタイヤが壊れた後、ハミルトンはチームからファステストラップを狙わずにペースを落とすよう指示され、慎重に走行したものの、最終ラップで左フロントタイヤが壊れてしまった。後方から新しいタイヤを履いたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が急激に追いついてくるなか、ハミルトンはなんとか逃げ切って優勝を手にした。
■メルセデス-AMG・ペトロナスF1チーム
ルイス・ハミルトン 決勝=1位
こんな経験をしたのは初めてだ。あれほどきつい最終ラップを走ったことは今までに一度もない。それまではすべてが比較的順調で、タイヤの感触はとてもよく、うまく管理して走れていた。バルテリのタイヤが壊れたと聞いた時、自分のタイヤを見たら、何も問題がなさそうだった。それでもペースを落とし始めた。その時、ストレートで突然タイヤの空気が抜けた。心臓がどきどきしたよ。
その後は、マシンにダメージを与えないようにスピードを保って走り続けた。ボノ(レースエンジニアのピーター・ボニントン)が(フェルスタッペンとの)ギャップを教えてくれたんだが、一時は30秒あったはずなのに、どんどん減っていった。それでもなんとかフィニッシュラインを越えることができた。
この最終ラップのことは一生忘れられないだろうね。勝利を手放さずに済んだことに、感謝の気持ちでいっぱいだ。
(レース後の会見で、タイヤトラブルについて語り)ペースを落として、ストレートに差し掛かったら、タイヤの空気が抜けて形が変わったのが分かった。心配で心配でどきどきした。なんとか走り続けられますように、と祈ったよ。最後のふたつのコーナーはもうだめかと思ったが、ありがたいことに走り切ることができた。
9秒、8秒、7秒という(フェルスタッペンとのギャップを読み上げる)ボノの声が聞こえるなかで、なんとか走り続けた。あんな最終ラップを経験したのは初めてだ。心臓が止まるかと思った。
「ハミルトン」をもっと詳しく
「ハミルトン」のニュース
-
マンハッタンで史上初のF1デモ走行を実施。ハミルトンがメルセデスW12をドライブ5月2日12時22分
-
【全ドライバー独自採点&ベスト5/F1中国GP】際立っていたフェルスタッペンとノリス。ハミルトンが本領発揮4月27日11時45分
-
スプリント2位の直後、予選Q1敗退となったハミルトン。中国GPでの問題の責任はチームにあると技術ボス4月26日17時0分
-
ハミルトン「極端なセットアップ変更が、かつてないレベルのアンダーステアを引き起こした」メルセデス/F1中国GP4月22日17時30分
-
スプリント2位のハミルトン、セットアップの実験後に予選18番手「悪くなりようがないと思ったけど違ったね」F1中国GP4月21日10時9分
-
フェルスタッペンが今季初スプリントを制す。ハミルトン健闘の2位【レポート/F1第5戦中国GP】4月20日12時44分
-
ハミルトン2番手「雨の到来でマシンが生き生きしてきた」2セット目のインター投入も奏功/F1中国GPスプリント予選4月20日6時41分
-
【DIOR】ディオールを纏うセレブリティ:ルイス・ハミルトン4月18日15時46分
-
ハミルトンの後任候補アントネッリがメルセデスで初のF1テスト「F1のパワーとダウンフォースを味わえて最高の気分」4月18日8時1分
-
リバティのMotoGP買収により、F1とのコラボレーションに関する噂が広まる。2輪ファンのハミルトンは歓迎4月16日18時10分
スポーツニュースランキング
-
1J1広島巡り安芸高田市長から反論。新潟スポンサー社長がX閉鎖へ「悲しい」 FOOTBALL TRIBE
-
2大谷翔平の驚がく2本塁打に地元メディア「国の宝だ」「1ドルたりとも無駄にしない価値がある」 スポーツ報知
-
3息できてるか…? 大谷翔平、特大アーチを打った瞬間に“異変”が起きた…!? 相手投手の“動き”がヤバすぎると話題に「秒で確信」「この打球ならしょうがない」 ABEMA TIMES
-
4これは反則レベル!大谷翔平、中継カメラがとらえたヤバすぎる“数秒間” 特大アーチ直後に見せた一瞬の“表情”にファン騒然「秒で確信したな」「なんだ、ただの神か…」 ABEMA TIMES
-
5大谷翔平は一体どうなってしまうのだろう…助走期間5月で無双状態、打者専念の好影響を担当記者が「見た」 スポーツ報知