リバティのMotoGP買収により、F1とのコラボレーションに関する噂が広まる。2輪ファンのハミルトンは歓迎

2024年4月16日(火)18時10分 AUTOSPORT web

 F1の商業権保有者であるリバティ・メディアがMotoGPを買収したことから、ルイス・ハミルトンはF1とMotoGPが同じ週末にレースをする最高の融合を望んでいる。


 リバティ・メディアは最近、MotoGPの親会社であるドルナ・スポーツの株式の86%を43億2000万ドル(約6667億円)で取得する契約を締結した。アメリカのマスメディア大手リバティ・メディアによる買収によって、必然的にF1とMotoGPの画期的なコラボレーションと2本立てのレースウイーク開催についてのうわさが広まっている。


 技術的なニーズや安全性が大きく異なるふたつの主要なレースシリーズを、同じ会場でコーディネートすることは複雑な作業となり、物流上のハードルは山積しているが、ドルナのCEOを務めるカルメロ・エスペレータはその可能性を排除していない。エスペレータは「可能性を調査する」ために、F1のCEOであるステファノ・ドメニカリとの話し合いが進行中であることを認めた。


 このクロスオーバーの可能性は、F1ファンの心を捉えている。特に長年のMotoGPファンであるハミルトンがそうで、モータースポーツのトップ2カテゴリー間の共同イベントのアイデアを支持し、それを最高のものだと述べている。


「あまり深く考えてはいなかったけれど、もちろんそれについての見出しは読んでいた」とハミルトンは日本GPで語った。


「リバティはF1で素晴らしい仕事をしたと思うし、物事の価値については明らかにそうだ。だから、彼らはMotoGPでも素晴らしい仕事をができると思う」


「僕はMotoGPが大好きだから興奮している。同じ週末に開催できたら最高だろうね」

2024年F1第4戦日本GP ルイス・ハミルトン(メルセデス)


 2019年には、当時のスポンサーであったモンスターエナジーの協力により、ハミルトンとMotoGPのレジェンドであるバレンティーノ・ロッシがバレンシアでお互いのマシンを交換する企画があった。


「僕は同じ週末にMotoGPとF1マシンでレースができるかもしれない。そうしたら本当にクールだね」とハミルトンは冗談めかして語った。

ルイス・ハミルトンとバレンティーノ・ロッシがマシン交換


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