【巨人】ドラ1ルーキー浅野翔吾 躍動の陰で正念場を迎えている「選手の名前」
苦しいシーズンとなっている丸(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
巨人は18日の広島戦(マツダ)に5−4と勝利。9回に主砲、岡本和真が勝ち越し適時打を放ち勝利をもぎ取ったが、若い力の躍動が光った試合ともなった。
まずはドラフト1位ルーキーの浅野翔吾だ。「7番・右翼」で先発出場した浅野は3点を追う5回無死二塁の場面、相手左腕、森翔平の内角低めカットボールを捉えると、打球は高々と上がり左翼の防球ネットに突き刺さった。
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プロ初本塁打で驚異のパワーを発揮、初々しくダイヤモンドを一周すると先にホームインしていた中田翔にも頭をなでられていた。
変化球への対応を課題としていたが、一発回答、今月11日に再昇格後はしっかりチームに貢献している。
さらにこの試合では2点を追う8回に秋広優人の適時内野安打、ドラフト4位ルーキーの門脇誠にも同点の適時打が飛び出し、ヤングジャイアンツがこぞって活躍した試合ともなった。
一方でシーズンも終盤に入り、結果が求められている選手もいる。
1点を追う6回一死一、二塁の好機に浅野に代わって代打として打席に送られたのは、ベテラン、丸佳浩。この回に広島投手陣は左腕、森から右腕の栗林良吏にスイッチとなっていたことで左打ちの丸が選択されたが、併殺打に倒れた。
今シーズンは開幕から好不調の波が激しく、オールスターブレイク期間中には2年ぶりに打撃不振が理由でファーム落ちも経験した。左ひざ蜂窩織炎(ほうかしきえん)の影響で今月3日に再度抹消。再昇格を果たした16日の中日戦からは、4打数無安打と寂しい結果となっている。
広い守備範囲を誇り、チームの主力として長く活躍してきた丸も今季で広島から移籍後、5年契約の最終年を迎える。世代交代が急速に進むチームで確固とした存在感を示せなければ、来季以降の自身の去就にも影響を及ぼしかねないとあって状態が心配されている。
ここまで85試合に出場し、打率・237、11本塁打、29打点。大事なシーズン終盤の戦いでチームにとって欠かせないピースとなれるか。今後も注目を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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