アルボンがウイリアムズからF1復帰の可能性。アルファロメオはラインアップ総入れ替えか
レッドブルは、現リザーブドライバーであるアレクサンダー・アルボンのための2022年F1シートを探している。最新の報道では、アルボンはウイリアムズF1に貸し出される可能性が高いといわれている。
レッドブル・レーシングは来季ラインアップとしてマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスを正式発表済みであり、姉妹チームのアルファタウリにはピエール・ガスリーと角田裕毅が残留する可能性が高そうだ。レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、アルボンとの契約を維持することを強く望み、他のチームからF1に復帰させる道を探っている。
ある関係者によると、レッドブルが2022年のF1レギュラーシートをアルボンのために確保しなければ、両者の契約は今季末で終了するという取り決めになっているという。アルボンは、今年はレッドブルのレギュラードライバーから外れてリザーブドライバーを務めながら、DTMに参戦している。だが彼は2022年にはDTMで活動するつもりはなく、F1に参戦できないのであれば、アメリカのインディカーに転向することを考えている。8月にはインディカー第12戦の舞台インディアナポリスを訪れており、デイル・コイン・レーシングとの交渉をすでに開始しているようだ。
レッドブルとしては、大きなポテンシャルを持つドライバーであると同時に優れたチームプレイヤーでもあるアルボンを手放したくない。そのため、アルボンのためにシートを探し始めたのだが、契約の可能性があるのはアルファロメオとウイリアムズのみだ。
アルファロメオはキミ・ライコネンが引退を発表、2022年のラインアップはまだ明らかにしていないが、現メルセデスドライバーのバルテリ・ボッタスの加入が濃厚だ。一方、アントニオ・ジョビナッツィには、フェラーリとの関係は維持されるものの、来季アルファロメオから外される可能性がある。その場合、ジョビナッツィは、スクーデリア・フェラーリのリザーブドライバーを務めながら、2023年からのFIA WEC世界耐久選手権ハイパーカー・プログラムに参加することになるかもしれない。
ウイリアムズに関しては、ジョージ・ラッセルがメルセデスに加入し、ニコラス・ラティフィは残留、アルボンがラッセルが抜けたシートをつかむ可能性が高まっているといわれる。メルセデスは、フォーミュラEチームで走らせたニック・デ・フリースをF1デビューさせるためにウイリアムズと交渉したようだが、ウイリアムズにとっては、すでに2年F1の経験を持つアルボンの方が魅力的かもしれない。
2019年にFIA-F2でタイトルを獲得し、2020-21シーズンのフォーミュラEでも王座についたデ・フリースには、アルファロメオ入りのうわさが持ち上がっている。
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