“ラストピース”到来も…ペップ「彼だけに頼っていてはCLを勝ち抜くことはできない」

　マンチェスター・Cのジョゼップ・グアルディオラ監督が、6日に開幕するチャンピオンズリーグ（CL）制覇への意気込みを示した。5日にイギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えた。

　グアルディオラ監督の7度目の挑戦が始まる。2016年夏の就任以降、プレミアリーグではこれまで4度の優勝に導いてきたが、過去6度のCLでは準優勝1回、ベスト4敗退1回、ベスト8敗退3回、ラウンド16敗退1回に終わっており、いまだビッグイヤーを掲げることができていない。

　悲願の成就に向けて、今夏の移籍市場ではノルウェーが産んだ“怪物”アーリング・ハーランドら5選手を獲得。第1節セビージャ戦の前日会見に臨んだグアルディオラ監督は、「クラブが今シーズンに獲得を決めたすべての選手が、私たちをより良くしようと来た。その手助けがタイトル獲得につながるのかはわからないが、アーリングだけに頼っていては、CLを勝ち抜くことはできない。私たちがすべきことは、いいプレーをして、彼がゴールを決められるようなチャンスを作ることだ」と新戦力について語った。

　ハーランドは今季のプレミアリーグで開幕から6試合で10ゴールを記録し、リーグの史上最速記録を樹立した。グアルディオラ監督は「みんながアーリングについて話すのは完全に理解している」とした一方、「私には5人の新たな選手がおり、同様に早く馴染ませたいと考えている」とも語った。

「彼が私たちを助けてくれることを望んでいるが、アーリングのためだけに勝つつもりはない。彼は特別なクオリティの持ち主であり、重要な試合で私たちが抱える問題を解決してくれるかもしれない。だが、私たち全体が良いプレーをしない限り、CLやプレミアリーグで勝つことはできない」

　セビージャvsマンチェスター・Cは日本時間6日28時（7日4時）にキックオフを迎える。