アルボンを手放したレッドブルF1「ウイリアムズ移籍後も関係は維持」
2022年、ウイリアムズF1チームと契約し、F1に復帰することが決まったアレクサンダー・アルボンが、現在所属するレッドブルと新チーム、ウイリアムズに対して感謝のコメントを発表した。
アルボンは、2019年にトロロッソからF1にデビュー、第13戦ベルギーGPからレッドブルに昇格し、2020年末までの間に、3位表彰台を2回獲得。しかし今年はレースシートを失い、テスト&リザーブドライバーの役割を担っている。1年のブランクを経て復帰できたことについて、アルボンはレッドブルとウイリアムズに対し、感謝の気持ちを示している。
「2022年にF1レースシートに復帰することが楽しみであり、興奮している」とアルボン。
「F1を1年離れていると、また戻れるという保証はない。僕を信じ、グリッドへの復帰を助けてくれたレッドブルとウイリアムズに心から感謝している」
「ウイリアムズが今年、大きく進歩しているのが分かる。彼らが2022年もこの旅を続けるためのサポートをしたいと思っている」
「今はレッドブルでのテスト&リザーブドライバーとしての役割に集中し、今年の世界タイトルをかけて戦う彼らに貢献していきたい」
レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、アルボンのウイリアムズ加入についてコメントを発表した。
「我々はアレックスを非常に高く評価しているが、我々の2022年ラインアップは確定しているため、彼がF1マシンで走行を重ね、経験を積むことができる他のチームのシートを見つけることを目指してきた。ウイリアムズ・レーシングのシートを得ることができ、うれしく思う」
「今年、我々のテスト&リザーブドライバーとしての役割を果たすアレックスは、我々にとって非常に貴重な財産である。彼は毎週末、シミュレーター作業によってマシンにパフォーマンスをもたらすために貢献してくれている。だが、彼のキャリアのためには、来年も同じ役割を担うのではなく、F1レースシートにつくことが重要だった」
「来年のシートが確定し、彼がこのチャンスをつかんだことをうれしく思う。彼の今後の進歩をしっかりと見守っていくつもりだ」
レッドブルは、アルボンを現在の契約からは解放するものの、つながりは維持すると述べている。
今後のアルボンとの関係についてF1.comに対し、レッドブルのスポークスパーソンは、次のように説明した。
「アレックスが2022年にウイリアムズ・レーシングのドライバーになるため、彼を解放しました。ですが、将来の選択肢を含め、彼との関係は維持しています」
一方、ウイリアムズ・レーシングのCEOヨースト・カピートは、アルボン加入を歓迎するコメントを発表した。
「2022年のドライバーラインアップを確定させることができて喜ばしい。アレックスをチームに迎えること、ニコラス(・ラティフィ)との関係を来年も継続することをうれしく思う」
「新しいラインアップに大きな期待をしている。若さと経験が見事に融合したラインアップであり、これはチームにフィットするとともに、我々が旅路のなかで次なるステップに進むための助けになるだろう」
「アレックスはモータースポーツにおける若手のなかでも最もエキサイティングな才能の持ち主であり、レッドブルにおいてF1で豊富な経験を積んでいる。彼が複数回表彰台を記録していることは、ドライバーとしての速さを証明している。彼はすぐに我々チームになじむことだろう」
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