スーパーGT:GRスープラとGT-Rの2台のGT500マシンが鈴鹿でシェイクダウンをこなす
9月12日、三重県の鈴鹿サーキットで前日公開されたばかりの2020年規定GT500車両のうちの2台、トヨタGRスープラとニッサンGT-RニスモGT500がシェイクダウン走行を行った。2台ともにまずはチェックを行いながら、シェイクダウンらしいメニューで周回している。
2020年から採用される新規定に向け、9月11日に鈴鹿でお披露目されたトヨタGRスープラとニッサンGT-RニスモGT500、そしてホンダNSX-GTという3台のGT500マシン。NSX-GTはこの日はテストに参加することはできなかったが、GRスープラとGT-Rの2台が、9月12日からスタートしたテストで走行を開始した。
この日の鈴鹿サーキットは朝から夏が逆戻りしたかのような晴天で、うだるような暑さのなかでのシェイクダウンとなった。10時30分からのコースオープンとととに、GT-R、GRスープラとともにまずはゆっくりとコースイン。GT-Rはストレートを一度通過してピットへ、GRスープラはそのままピットインした。
2台のうち、GT-Rについては発表会でお披露目された状態から、ルーフに大きなピトー管が追加されているほか、リヤウイングステーにケーブルを沿わせているテープが見られている。ドライバーについては、走行写真のヘルメットから推測するにGRスープラは立川祐路が、GT-Rについてはロニー・クインタレッリがステアリングを握ったと推測される。
また、GT-Rはタイヤはミシュラン、ホイールは今までセパンテスト等での装着はあったが、シーズン中では見られなかったレイズを装着。GRスープラはブリヂストンとレイズの組み合わせとなった。
しばらく両車はピット内で整備が行われたが、やはり新型車のシェイクダウンらしく、直前まで行われていた走行会の参加者はピットロードの立ち入りが禁じられるなど、厳戒態勢のなかで長いチェックが行われた。GT-Rは45分ほど経って再コースインし、そのままアウト〜インでピットへ。GRスープラも、開始から1時間25分ほど経過してからふたたびコースインし、そのままアウト〜インでピットへ戻った。
GRスープラは、残り15分になってふたたびコースインし、コントロールラインを通過すると、計測3周をこなし、1分50秒832というベストタイムをマークしている。GT-Rはアウト〜インのみで最初のセッションを終えており、計測ラップは行っていない。
まずは大きなアクシデントやトラブルなく、2台のGT500マシンはシェイクダウンの最初のセッションを終えた。
「スープラ」をもっと詳しく
「スープラ」のニュース
-
『トヨタ・スープラ(1995年編)』ユーザーの努力で戦闘力を上げた“Cカー譲り”のGTスープラ【忘れがたき銘車たち】5月7日11時18分
-
スーパー耐久がSUGOで開幕。土曜のグループ2はST-Zの埼玉GBスープラがペナルティで逆転勝利4月20日22時27分
-
初のニュル挑戦に「あえてコースを覚えることはしなかった」小林可夢偉。トヨタのドライバーは都度変更へ4月16日18時7分
-
DENSO中山雄一とSTANLEY山本尚貴、拮抗した2位バトルで見えたスープラとシビックの特性/第1戦GT500決勝4月14日21時10分
-
au TOM’S圧倒の開幕戦。GRスープラ表彰台独占を新車シビックが奪い返す【第1戦GT500決勝レポート】4月14日18時10分
-
『A』から『B』へのジャンプアップ。トヨタ/GRスープラ今季投入の新型エンジン『RI4BG』の狙いとその実力4月13日12時16分
-
小林可夢偉&小高一斗が今週末のニュルブルクリンク耐久にGRスープラGT4 Evoで電撃参戦。平良響/野中誠太組も4月3日23時3分
-
2024年型GRスープラは『横』を変更。Zは『前』を中心にモディファイ【GT500マシン見聞録/トヨタ、ニッサン編】3月24日19時0分
-
和歌山トヨタ with HOJUST RACINGがGTWCアジアのジャパンカップにGRスープラGT4で参戦3月21日21時41分
-
平成を駆け抜けたトヨタ「80スープラ」は令和に乗ってもときめく?3月15日8時0分