今季2度目のポール獲得のバニャイア「走り出しからバイクのフィーリングがよかった」/MotoGP第予選トップ3コメント
MotoGP第13戦アラゴンGPの予選がスペインのモーターランド・アラゴンで行われ、MotoGPクラスでフロントロウを獲得したフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)、ジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム)、ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が会見に出席。レースを振り返った。
■フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)/予選:ポールポジション
「(予選では)僕のベストタイムである1分46秒9と比較しても、セクター1ですでにコンマ数秒速かった。セクター2、4も素晴らしかったけれど、特に最終コーナーの進入がすごくよかったんだ。今朝、ホルヘ・マルティンのデータを見てみたら僕とは違っていたので、彼と同じようにやってみた。それで最終セクターのタイムを上げられたんだ。暑くなっていたから、今日のようなタイムは思ってもいなかった。うれしいよ。それに、フリー走行4回目のペースについても満足しているんだ」
「ここに着いてから、どうやったらこのサーキットで速く走れるのか、かなり考えてきた。
2018年(※ホルヘ・ロレンソとアンドレア・ドヴィツィオーゾによりドゥカティが予選で1番手、2番手を獲得)を除いて、ずっとこのサーキットで、ドゥカティは苦戦してきたからね」
「フリー走行1回目は、昨年に比べてフィーリングがよくなっていた。(前戦)シルバーストンからバイクのセッティングは特に変えておらず、そして、この週末も特に変更はしなかった。今週末の走り出しからバイクのフィーリングがすごくよくて、僕もライディングスタイルの面でさらに強くなろうと努めている」
「今日はドゥカティにとって、素晴らしい日になった。予選でワン・ツーを獲得し、ルカ・マリーニを除くドゥカティライダーがトップ10以内に入ったんだからね」
■ジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム)/予選:2番手
「2019年のアラゴンはすごく楽しんだけれど、昨年は苦戦した。今年は、金曜日の朝のフリー走行ですぐに、バイクが素晴らしいと感じたよ。これまでドゥカティのバイクに乗ってきて、最終コーナーでこれほどよく旋回するのは初めてだった。こういうコーナーでは、これまでに何度も苦しんできた。でも今年は、最終セクターで速く走れるようになったんだ。僕はセクター1では苦戦していたのだけど、その分のタイムを稼いでくれたのは最終セクターだった」
「サーキットの後半ではバイクから引き出せたものがあったし、ピットでの取り組みもペースもよかった。今日はあまり周回できなかったけれど、情報は多いし明日のレース終盤に向けてタイヤがどうなるのかわかった。今までの中でも、(決勝レースに向けて)最高の準備ができているんじゃないかと感じているよ。でもまだ今日の夜にやることはある。ライバルたちはみんな接近しているからね」
「(ソフトタイヤの持ちのよさについては)驚きだったよ。今日のフリー走行3回目では、昨日履いたソフトタイヤを使った。20周近く走ったけれど、タイムは1分48秒ですごく安定していた。それには驚いたけれど、僕としては午後に暑くなってからどうなるか疑問はあった。グリップはこの路面の古さを考えれば素晴らしいと思う。こういう気温の中で、フロントのハードタイヤとリヤのソフトタイヤというコンビネーションは不思議な感じだけれど、機能しているみたいだ」
■ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/予選:3番手
「1周が速いのはわかっていたよ。昨年のアラゴンでは、1レース目にポールポジションを獲得していたし。ただ、昨年のドゥカティはそこまで速くなかったから、予想外だったな。でも、このタイムには満足しているよ。全力を尽くしたと思うから」
「どのセクターでもうまくいった。セクター4はヤマハはあまり得意ではなく、僕としても最終コーナーで何かがうまくいっていないから、あのコーナーでは遅くなってしまうのだと思う。ただ、フリー走行2回目、3回目、4回目で常に試していたことがあって、フリー走行2回目ではちょっとよかったんだ。だから、明日の朝は基本のセッティングをして、最終コーナーではライディングスタイルを工夫してみたいと思う」
「明日の目標は明確ではないんだけど、もちろん楽しみたいし、表彰台争いができれば素晴らしいと思う。ただ、正直言ってそこまで耐えられるようには思えない。だからできるだけいい結果を得られるように頑張ろうと思っているんだ。トップ集団についていって、最後までポジション争いをしたいと思う。けれど今の時点では、明日のウオームアップ・セッションで表彰台争いをするためにもっとよくしないといけない」
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