18インチF1タイヤのテストがスタート。2021年導入に向け、ルノーのミュールカーでデータ収集
2021年からF1に導入される18インチタイヤの初テストが、ルノーF1チームの協力のもと、ポール・リカールでスタートした。
F1技術レギュレーションが大きく変更される予定の2021年、タイヤもホイール径が13インチから18インチに変更されることが明らかになっている。
9月12日と13日にフランスのポール・リカールで、ピレリの次世代F1タイヤのテストが開催されている。18インチタイヤのテストを担当しているのはルノーで、初日、リザーブドライバーのセルゲイ・シロトキンが特別仕様のR.S.18で走行した。
「モディファイした最近のマシンで18インチタイヤを試す、最初の本格的なテストだ」とピレリのF1およびカーレーシング責任者のマリオ・イゾラが語ったとRaceFans.netが伝えた。
「すべてが初めての経験であり、不透明な点がいくつもある。9月にテストを開始することが重要だった。そうすれば、シミュレーションで予測されていなかった挙動が現れた場合でも、対処する時間を取れる」
タイヤテスト用のミュールカーは、ルノーに加えてマクラーレンとメルセデスも提供、それぞれ10月と12月にテスト走行を行う予定となっている。
18インチタイヤはF1への導入に先立ちFIA-F2では2020年に取り入れられることが決まっており、F1イタリアGPの週末、ピレリはF2マシンでのデモランを行った。
「18インチを装着したF2のテストを開始し、順調に進んでいる。F1でも同様にうまくいくことを期待している」とイゾラは語った。
「これを単なる“シェイクダウン”とは言いたくない。2日間にわたって非常に重要なプログラムを組んでいるためだ」
「理解を進めるために、さまざまなソリューションをテストする。来年に向けてベースラインを評価し理解するため、3回のセッションを行い、最終確定に向けて来年1年を通して開発を進めていく。常に言っていることだが、これは非常に大きなチャレンジだ」
12日のポール・リカールでは、2020年用のF1タイヤテストも開催され、メルセデスのリザーブドライバーで、2020年のルノー入りが決まっているエステバン・オコンが走行を行った。
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