ボッタス、ザウバー/アウディとの契約に自信「正しい方向に進んでいる」F1残留のため他カテゴリーとの交渉は打ち切る
バルテリ・ボッタスは、キック・ザウバー/アウディと新契約に関して最終的な合意に向かいつつあると強く示唆した。ザウバーがカルロス・サインツ獲得に失敗した後、2025年ドライバーの最有力候補は現在のレースドライバーであるボッタスであると考えられてきたが、最近になってFIA F2のガブリエル・ボルトレートが起用される可能性が高まりつつあるとみられていた。
しかしボッタスは、F1アゼルバイジャンGPを前に、「マッティア(・ビノット/ザウバーのCOOおよびCTO)とは今も話し合いを続けており、進展している。僕は今も前向きにとらえている」と語った。
この問題はチームと自分の間にとどめるべきであり、「あまり多くのことを話すべきではない」と言うボッタスだが、「話し合うことは常にたくさんあり、双方が満足する必要がある。でも僕たちは正しい方向に進んでいると、僕は思う」とコメントした。
前戦のモンツァにおいてビノットは、ザウバーからアウディへの移行をスムーズにするために経験豊富なドライバーを選ぶか、将来への投資として若いドライバーを選ぶかをまず決めなければならないと述べていた。ボッタスは、ビノットが経験を重視するという決断を下すなら、自分が最有力候補であると考えている。
「それは単純明快な話だ。僕の強みは経験であり、自分にはチームにもたらせるものがあると知っている。それが僕にとっての利点なんだ」
以前、来年F1に残る可能性は99パーセントだと述べていたボッタスは、今もその確信があるかと聞かれ、「イエス」と即答した。
「自分が何を望んでいるのかははっきりしている。近いうちにそこに到達できることを願っている」
さらにボッタスは、F1以外のカテゴリーのチームとは、もう連絡を取っていないと発言し、ザウバー残留を強く示唆した。
「F1に残らないのであれば、インディカーをターゲットにしていただろう。何年かかけてインディカーでチャンピオンになることを目指したと思う」とボッタスは語った。
かつてメルセデスに所属したボッタスは、F1において優勝10回、ポールポジション20回、ランキングにおいてはルイス・ハミルトンに次ぐ2位を2回獲得している。来年のシートが確定していないドライバーのなかで最高の経歴を持つボッタスが、まだF1に参戦していない若手とシートをめぐって対決しなければならない状況について、彼は、「このスポーツは不公平な世界だ。そういう例を何度も見てきた」と述べた。
「僕は、マシンのパフォーマンスのせいで難しい状況に陥っている。でもマッティアは、僕から何を得られるかを知っている。それは僕にとって良いことだ。来年もここにとどまり、マシンが少し良くなって、自分の力を示すことができればいいね」
投稿 ボッタス、ザウバー/アウディとの契約に自信「正しい方向に進んでいる」F1残留のため他カテゴリーとの交渉は打ち切る は autosport web に最初に表示されました。
「ザウバー」をもっと詳しく
「ザウバー」のニュース
-
ザウバーのイギリス新拠点をめぐり、予算制限の例外措置について疑問が生じる。一部チームは取り消しを要求2月7日7時0分
-
フェラーリF1リザーブ就任の周冠宇。2024年はザウバーのペース不足に「希望を失っていた」と吐露2月6日11時45分
-
旧型マシンで上限の1000kmを走行したボルトレート。キック・ザウバーは新人を優先し、ヒュルケンベルグは参加せず2月6日8時32分
-
ザウバー、アウディF1チームへの移行に向け、英国に第3の拠点を設立へ。優秀な人材獲得が目的2月5日11時39分
-
ウイリアムズが2023年型マシンでテスト、サインツとアルボンが走行。ザウバーの新人ボルトレートも周回重ねる2月4日12時19分
-
岩佐歩夢がレーシングブルズ/RBの旧型車テストでイモラを走行。ザウバーのボルトレートはF1デビューの準備に集中1月25日8時31分
-
元キック・ザウバー代表のアルンニ・ブラビがマクラーレン・レーシングに加入。組織の経営や育成プログラムを担当へ1月24日17時50分
-
レーシングブルズ/RBのハジャルが雨のイモラで周回重ねる。ザウバーはヒュルケンベルグとボルトレートでテスト1月24日8時16分
-
技術部門の強化を続けるフェラーリ。代表がザウバー時代から信頼を寄せるエアロダイナミシストを獲得1月22日6時50分
-
レッドブルを離れるウィートリーは日本GP前にザウバー加入へ。一方コートネイのマクラーレン入りは2026年に1月16日18時0分
スポーツニュースランキング
-
119年前に何が決断させたのか 中田英寿が語る電撃引退の理由「“新しい人”が自分を導いてきた喜びを奪った」 ココカラネクスト
-
2井上尚弥の異次元さに米名伯楽が脱帽 フェザー級での“成功”も確信「イノウエはすでにパッキャオのような道を歩んでいる」 ココカラネクスト
-
3大谷翔平 キャンプイン前日に球団が出勤姿を今季初公開 手にしていたグラブ型のバッグが衝撃の値段 スポーツニッポン
-
4柏vs千葉、ちばぎんカップで見えた収穫と課題【2025】 FOOTBALL TRIBE
-
5井上尚弥は「究極の破壊者」 キャリア50年の米名伯楽が説く怪物の“本質”「イノウエはリングから希望を奪っていく」 ココカラネクスト