マクラーレンとフンコス・ホーリンガーが提携を発表。チーム体制も刷新で来季スタートダッシュを狙う
10月2日、NTTインディカー・シリーズに参戦しているマクラーレン・レーシングは、2024年シーズンから同じくシボレーエンジンを搭載するフンコス・ホーリンガー・レーシングとの戦略的提携を結ぶと発表した。
2023年シーズン、アロウ・マクラーレンはパト・オワード、アレクサンダー・ロッシ、フェリックス・ローゼンクヴィストの3名体制で参戦。フンコス・ホーリンガー・レーシングはカラム・アイロット、アグスティン・カナピノという2名のドライバーとともに全17戦を戦った。
マクラーレンは来季、ローゼンクヴィストと入れ替わる形であらたにデイビッド・マルーカスをチームに迎え、オワード、ロッシとの3台体制を継続。一方のフンコス・ホーリンガー・レーシングは、未だドライバーラインアップの発表はされていないものの、引き続き両名による2台体制となる可能性は高い。
来季より両チームは、各チームのドライバーやエンジニア、メカニックが関わっていくことでさらなる経験を積むことで相互に人材を育成していくとのことだ。さらにこの提携関係は戦略的かつ商業的な観点から結ばれ、シーズンの経過とともに発展していく可能性もあるという。
同日、来季より新たにアロウ・マクラーレンのチーム代表となることが発表されたギャビン・ウォードは、「我々はチームのあらゆる分野の強化に継続的に取り組んでいる。今回のフンコス・ホーリンガー・レーシングとの戦略的提携は、我々の商業力とマーケティング力、そしてマクラーレン・レーシング・ブランドを新たな方法で活用する上で双方にとって役立つ」と語った。
フンコス・ホーリンガー・レーシングの社長兼共同オーナーであるリカルド・フンコスは、「私たち両チームには、これまでパートナーを獲得しながらファンベースを構築してきた方法において、多くの類似点がある。まず我々は戦略的提携からスタートし、それが今後どのように発展するか見ていきます」とコメントしている。
そして、同じくフンコス・ホーリンガー・レーシングの共同オーナーであるブラッド・ホーリンガーは、「我々の提携により、双方の進歩を加速させることができると同時に、商業的および人材育成の面でマクラーレンにも利益をもたらすことができると信じている」と語った。
さらにマクラーレンは、6月にドライバーキャリアを終えスペシャルアドバイザーとしてチームに加わったトニー・カナーンが新たにスポーツディレクターに就任したと発表。同じくフンコス・ホーリンガー・レーシングにも体制変更があり、デイビッド・P・モーガンが新たにチームマネージャーに任命し、両チームとも来季に向け体制を刷新した形だ。
2024年シーズンには、ハイブリッド機構を搭載した新型パワートレインの導入も予定されており、他のチームも参戦台数を増やし、技術提携を活かすなどして情報の蓄積を優先する傾向にあると言われている。今回発表となった両チームの提携も、同じく新型パワーユニットについての情報共有について大いに利点があるだろう。昨季はシボレーエンジン勢でナンバーツーとなったマクラーレンと、2台体制に変更し健闘を見せたフンコス・ホーリンガー・レーシングの2024年の躍進が期待される。
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