BMWモータースポーツダイレクターのマルカルトが退任。市販車プロトタイプ開発へ
BMWグループは、2011年から長年モータースポーツダイレクターを務めてきたイェンス・マルカルトが退任し、BMWグループ内の市販車プロトタイプ開発工場の代表に就任すると発表した。今後はBMW M GmbHのマーカス・フラーシュが暫定でモータースポーツの責任者を務めるほか、GTレース、フォーミュラEへのワークス参戦は継続される。
マルカルトは航空宇宙工学を学んだ後、1996年にイルモア・エンジニアリングに加入。F1エンジン、CART用エンジンの開発に携わった。2000年からはケルンのトヨタ・モータースポーツGmbH(TMG)に加わり、2008年からはトヨタF1チームのオペレーション、チームマネージメントを務めた。小林可夢偉のF1デビュー時のチーム代表でもあった。
その後、2011年からはBMWモータースポーツに加入。引退したマリオ・タイセン博士の後任としてBMWモータースポーツを率い、2012年に復帰したDTMドイツ・ツーリングカー選手権をはじめ、さまざまなプロジェクトを手がけてきた。
マルカルトは2011年11月1日づけでBMWモータースポーツダイレクターの任を終え、新たにBMWグループの生産モデルのプロトタイプ開発を担うファクトリーの代表を務めることになる。
「イェンス・マルカルトは、2011年からBMWモータースポーツの責任を負ってきた。この間我々は2012年、14年、16年のDTMタイトル獲得、デイトナ、スパ、そして先日のニュルブルクリンクと24時間レースでの優勝、さまざまな耐久クラシックでの総合優勝など、大きな成功を収めてきた」とBMWの取締役会メンバーであるフランク・ウエーバーは感謝を述べた。
「マルカルトと彼のチーム全体を誇りに思う。今後携わるプロトタイプ開発の責任者は、市販車開発の重要な役割だ。彼の手法とモータースポーツの経験が力を発揮してくれるだろう」
またマルカルトは、「これまでの10年間の感動的な思い出たちは、いつも私とともにある。特別なチームとともに、モータースポーツのすべての喜怒哀楽を味わってきたよ。先日のニュルブルクリンク24時間での優勝は、そんなエキサイティングな時間に花を添えるものだった」と振り返った。
「BMWグループとモータースポーツのファミリー全員がくれた、これらのすべての思い出に大いに感謝している。モータースポーツの世界で25年間を過ごした後の、これからの新しい挑戦をとても楽しみにしているよ」
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