F1マイアミGPの設備は「素晴らしいもの」とFIAレースディレクターのマシが絶賛。サーキットへの懸念を一蹴
FIAのレースディレクターを務めるマイケル・マシは初のF1マイアミGPについて、一部のオブザーバーからサーキットについての懸念が寄せられているものの、2022年シーズンのF1カレンダーにおいて強力なイベントになると確信している。
当初マイアミGPは海岸沿いと橋を渡るエリアで開催される計画だったが、混乱が起きるとして地元の反対にあい、再検討が必要になった。現在ではNFLチームのマイアミ・ドルフィンズの本拠地であるハードロックスタジアム周辺でレースが行われることになったが、それではグランプリが“駐車場”で行われるように見えるだろうと多くの人々が懸念している。
これは初めてのことではなく、1981年と1982年のシーズンファイナルはラスベガスのシーザーズパレスの駐車場で行われた。しかしマシは、マイアミの新しい施設は完全に異なっていると述べた。
「これは適切なサーキットだ」と今月マシは『RACER.com』に語った。
「駐車場でのレースとはほど遠いものだ。当地の多くのエリアで行われている作業を鑑みても、駐車場とはまったく違う。施設は本当に素晴らしいものになってきており、独自なものになるだろう。素晴らしいものだ」
「彼らをうらやましいとは思わない。彼らはすべての作業の合間にNFLシーズンを入れこまなければならないし、スタジアムで行う作業を区分して影響を及ぼさないようにしなければならないのだ」
「これは彼らの功績だと思う。先週彼らは大規模な作業を行ったが、週末のドルフィンズの試合のために、すべてをあるレベルまで戻さなければならなかったのは明らかだ。そして翌日からまた再開するのだ」
初のマイアミGPは5月8日に予定されており、2022年にアメリカで行われる2レースのうちのひとつとなる。10月にはテキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで、引き続きアメリカGPが開催される。
なお今年は、新たなF1グランプリがカタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで初めて開催される。ここはMotoGPの会場として確立されているが、初のF1レースを前にしてやはり多くの作業が行われている。
「エイペックスとコーナー出口の縁石についていくつか作業が行われている」と前週カタールを訪れたマシは語った。
「いくつかのエリアでは照明の作業も行われている。これは単なる一般的なアップグレードであり、パドックでも同様の作業が行われている」
今後数週間のスケジュールが立て込んでいるため、マシはカタールGPが行われる週までロサイル・インターナショナル・サーキットに戻ることはない。つまり改修されたコースの公式なレビューと承認はそれまで待つことになる。
「(前週にカタールを訪れたのは)レース前にカタールに行ける唯一の空き枠だった。まだコースは承認されていないが、私はレースの週にコースの視察と承認を行う」
「現時点ではグレード1の発行を止めるものは何も見当たらない」
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