強力攻撃陣を止められるか…川島永嗣、酒井宏樹が語る守備のポイントとは
サッカーキング2017年11月7日(火)17時37分
ブラジルを警戒する川島(左)と酒井(右) [写真]=Getty Images
これまでの対戦成績は2分け9敗。日本は強豪ブラジルに一度も勝利したことがない。直近3試合で合計11失点を喫している相手だ。
前回対戦した2014年10月の一戦ではネイマール1人に4ゴールを奪われて完敗。圧倒的な力の差を見せつけられた。今回の対戦でも相手に主導権を握られることは想像に難くなく、いかに守備陣が耐えられるかがポイントとなる。
ブラジルと3度の対戦経験を持つGK川島永嗣(メス)は、次のように語る。
「南米のチームは個の部分で何をやってくるか分からない。本当にクリエイティビティのある選手が多いので、『こうすれば、こう守れる』という一つの答えがない」
また先月22日にパリ・サンジェルマンとのダービーマッチでネイマールと対峙したDF酒井宏樹(マルセイユ)は、ブラジルは「苦手な相手」と警戒を強めた。
「間違いなく、日本人のDFが対応しづらいスタイルの国だと思います。ずる賢さも含めて苦手な相手。ヨーロッパで対峙しているアタッカーとは少し違いますよね。ドリブルの仕方や間合い、仕掛けてくるテンポが違います」
高い攻撃力を誇るブラジルの要注意人物はネイマールだけではない。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督がメンバー発表会見で名指ししたマンチェスター・CのFWガブリエル・ジェズスや、リヴァプールのFWフィリペ・コウチーニョなど超大物が揃う。20歳のG・ジェズスに関しては「世界で一番うまいアタッカー」と手放しで褒め称えたほどだ。
強力な攻撃陣を押さえ込むのは容易ではないが、ワールドカップ本番が7カ月後に迫っていることを考えれば、日本としても簡単に負けるわけにはいかない。川島は受け身になってはいけないと話す。
「前を向かせないことを前提に、一対一で勝っていくしかない。受け身になって守るだけではうまくいかないと思う。例えば、一対一の場面でただ引くだけではなく、しっかりとアタックすること。そういうアグレッシブさが要所要所で大切になってくると思います」
酒井の理想はワールドカップ出場を決めたオーストラリア戦だ。前線から絶えずプレッシャーをかけることが、守備陣のプレー予測の助けになる。
「ボールホルダーにどれだけプレッシャーがかかっているかで、予測が変わってきます。(前線の選手が)オーストラリア戦くらい前からプレッシャーをかけて(パスコースを)限定してくれると後ろは勇気を持って前に行けるし、インターセプトも狙いやすい。逆にプレッシャーがかかっていないと、どこにでも(パスを)出せる状態なので、対応が2、3歩遅れますよね」
いつまでも「苦手な相手」と言っているわけにはいかない。これまで積み上げてきたものが強豪相手にどこまで通用するか。アグレッシブな守備でブラジルを迎え撃つ。
取材・文=高尾太恵子
前回対戦した2014年10月の一戦ではネイマール1人に4ゴールを奪われて完敗。圧倒的な力の差を見せつけられた。今回の対戦でも相手に主導権を握られることは想像に難くなく、いかに守備陣が耐えられるかがポイントとなる。
ブラジルと3度の対戦経験を持つGK川島永嗣(メス)は、次のように語る。
「南米のチームは個の部分で何をやってくるか分からない。本当にクリエイティビティのある選手が多いので、『こうすれば、こう守れる』という一つの答えがない」
また先月22日にパリ・サンジェルマンとのダービーマッチでネイマールと対峙したDF酒井宏樹(マルセイユ)は、ブラジルは「苦手な相手」と警戒を強めた。
「間違いなく、日本人のDFが対応しづらいスタイルの国だと思います。ずる賢さも含めて苦手な相手。ヨーロッパで対峙しているアタッカーとは少し違いますよね。ドリブルの仕方や間合い、仕掛けてくるテンポが違います」
高い攻撃力を誇るブラジルの要注意人物はネイマールだけではない。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督がメンバー発表会見で名指ししたマンチェスター・CのFWガブリエル・ジェズスや、リヴァプールのFWフィリペ・コウチーニョなど超大物が揃う。20歳のG・ジェズスに関しては「世界で一番うまいアタッカー」と手放しで褒め称えたほどだ。
強力な攻撃陣を押さえ込むのは容易ではないが、ワールドカップ本番が7カ月後に迫っていることを考えれば、日本としても簡単に負けるわけにはいかない。川島は受け身になってはいけないと話す。
「前を向かせないことを前提に、一対一で勝っていくしかない。受け身になって守るだけではうまくいかないと思う。例えば、一対一の場面でただ引くだけではなく、しっかりとアタックすること。そういうアグレッシブさが要所要所で大切になってくると思います」
酒井の理想はワールドカップ出場を決めたオーストラリア戦だ。前線から絶えずプレッシャーをかけることが、守備陣のプレー予測の助けになる。
「ボールホルダーにどれだけプレッシャーがかかっているかで、予測が変わってきます。(前線の選手が)オーストラリア戦くらい前からプレッシャーをかけて(パスコースを)限定してくれると後ろは勇気を持って前に行けるし、インターセプトも狙いやすい。逆にプレッシャーがかかっていないと、どこにでも(パスを)出せる状態なので、対応が2、3歩遅れますよね」
いつまでも「苦手な相手」と言っているわけにはいかない。これまで積み上げてきたものが強豪相手にどこまで通用するか。アグレッシブな守備でブラジルを迎え撃つ。
取材・文=高尾太恵子
(C) SOCCERKING All rights reserved.
「酒井宏樹」をもっと詳しく
「酒井宏樹」のニュース
-
浦和、今季も酒井宏樹がキャプテンに就任「必ずチャンピオンになりたい」2月14日14時2分
-
浦和の主将・酒井宏樹、驚異的な回復力でクラブW杯3位決定戦に先発も「勝利できず残念」12月23日3時12分
-
浦和、興梠慎三&酒井宏樹の契約延長を発表! 興梠「僕自身もう1年トライしたい」12月13日19時40分
-
クラブW杯に臨む浦和レッズの登録メンバーが発表! 負傷離脱中の“主将”酒井宏樹は間に合わず…12月7日19時7分
-
浦和に大打撃…DF酒井宏樹が右ひざ半月板損傷で手術、全治約3カ月と発表11月6日21時20分
-
浦和、クラブW杯初戦のキーマンを海外指名「酒井宏樹と…」相手の弱点指摘も11月6日12時3分
-
7年ぶり3度目のルヴァンカップ制覇へ…浦和レッズ・酒井宏樹の決意「サポーターに笑顔で帰ってもらえるように責任あるプレーを」11月3日17時36分
-
帰ってきて!今こそ頼りたい柏OB選手3選【J1リーグ2023】9月7日19時0分
-
ACL浦和戦前に激白!香港・理文の日本人選手「酒井宏樹のプレーを…」8月22日11時26分
-
Jリーグ移籍報道も!パイェがマルセイユで構想外。浦和・酒井宏樹の元同僚7月22日6時32分