ロッシ、ラストレースは10位完走「最高の形で終えることができた」/MotoGP第18戦バレンシアGP
11月14日、2021年MotoGP第18戦バレンシアGP MotoGPクラスの決勝がスペインのリカルド・トルモ・サーキットで行われ、バレンティーノ・ロッシ(ペトロナス・ヤマハSRT)は10番手グリッドから10位完走を果たしてMotoGP最後のレースを締めくくった。
初日のFP1はウエットだったためロッシはリスクを回避する作戦をとり、トップのライダーが記録したタイムの107%を上回れずに順位が与えられなかった。FP2も難しいコンディションとなり最後尾の21番手で終えた。
しかし、2日目のFP3では終盤に1分30秒825をマークし、10番手となりダイレクトで予選Q2に進出。Q2では1回目の走行で11番手、2度目の走行では残り3分に1分30秒746を記録して7位へ浮上したが、その後はイエローフラッグが掲示されて10番手グリッドを獲得した。
そして、26年間ロードレース世界選手権を戦ったロッシは、通算432戦目の出走となる第18戦バレンシアGPに臨む。決勝はヤマハYZR-M1で好スタートを決め、9番手にポジションアップした。
その後、2台にに抜かれて11番手となるが、11周目にトップ争いをするライダーが転倒を喫して、ロッシは再び10番手に浮上。中盤以降は順位を維持して、ラストレースは10位でフィニッシュした。
ロッシは「このような週末になるとは予想していなかった。自分がどのような気持ちになるか想像がつかなかったし、いろいろなことでプレッシャーもあってとても心配していたよ」と語った。
「でも実際には非常に素晴らしい日になったね。パドック中のすべての人からポジティブなパワーをもらい、たくさんのサプライズもあった。木曜日には僕のすべてのマシンを見ることができたし、今日はVR46ライダース・アカデミーのライダーたちが僕のヘルメットを被って現れた」
「そして予選から決勝までずっと好調を維持し、トップ10を獲得し、大いにエンジョイして最高の形で終えることができた。僕は今、世界のトップ10で、それがすべてだ。この結果は今後も変わることはない。レース後の祝賀も心から楽しんだ。とても長いキャリアだった。みんな、ありがとう」
今後四輪レースには参戦するというが、26年のMotoGPキャリアに幕を下ろしたロッシ。通算獲得ポイントを増やして6357点としたロッシに、多くの関係者がパドックで盛大な拍手を送った。
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